「神・時間術」感想


樺沢紫苑先生著 神・時間術
を読んだ感想です。読んだからにはアウトプット。

筆者が伝えたいことは、
働きすぎるな。
きちんと身体を休め、集中して仕事は時間内で終わらせて、
もっと楽しいことに時間を使いましょう。
ということ。
自分が楽しいと思える時間を持つこと。人生を楽しむこと。
そうして日本で過労や自殺で命を落とす人を減らしたいという思い。

楽しむ自由時間を得るため、仕事は効率よく終わらせなければならない。
効率よく進めるためには「脳」のパフォーマンスを上げる必要がある。
そのためには時間の使い方が大切。
闇雲に集中しようという力技ではなく、脳の記憶ややる気の仕組みを知って、
コントロールするための習慣を身につけることが必要。
いつ、どんなことをしていれば、それができるのか?
本書には、その時間と、方法が書かれています。

私が勉強になったなと思うことを書いていきます。
1つ目、脳に与える情報は選ぶべきだということ。
朝起きて脳の記憶メモリが空になっている状態が、脳のゴールデンタイム。
そこへ、TVの雑多な情報が入ってしまうのでは全く意味がない。
欲しい情報だけを、選んで、集中して取り込む。これが大事ということ。
…朝のなんとなしのTVは中止。化粧をする時間だけつけることにしようと思う。

2つ目、睡眠がとても大事であること。
朝起きて、太陽光を浴びること、きちんと咀嚼して食事を摂ることで
メラトニンが出て良い眠りにつながる。
睡眠前二時間は食事は控え、できるだけ空腹状態で眠ったほうが、
成長ホルモンの分泌を妨げない。
睡眠前は弛緩の時間とし、リラックスできるように視覚情報はなるべく少なく、
音楽を聞いたり、人間でも動物でもいいから交流の時間を持つことが望ましい。
そうすることでよい睡眠に繋げることができる。

寝る前の過ごし方により、暗記勉強が捗ったり、楽しい毎日につながる。
寝る前15分間に見たものは、最も記憶に残りやすいので暗記などに効果的。
ただし、やったらすぐに寝る。TVやTwitterなどで余計な情報を上書きしない。
寝る前に、今日あった楽しかったことを思い出す。そして書き出す。
そうすると翌朝気持ちよく目覚められるし、
自分の“楽しいアンテナ”が育って、日中の楽しいチャンスを逃さなくなる。

この2つが特に参考にしようと思ったこと。
他にも色々書かれている。運動のこととか。
運動すると前頭前野が鍛えられ、いわゆる“頭が良くなる”らしいので、
ジムや自宅でのトレーニングは続けようと思った。

著者の仕事術も紹介されている。
今を大事にして、今やる、今決める、今約束する。
判断を先送りにするときは、この日までに決めると期限を設けるのではなく、
この日、この時間に決めると予定する。
自分の時間を大事にしたければ、他人の時間も大事にする。
ながら仕事はいけないが、移動中や風呂での読書など並行仕事は推奨。
など。

この本は、著者の1日の過ごし方ベースで書かれているので、
全部まるごと真似するのは難しい。
重要な点や自分に必要な点を踏まえて、できることからやっていこう。

朝がなぜゴールデンタイムなのか。
良い朝に繋がる睡眠の方法。
運動が脳や睡眠に与える影響。
これについて知ることができてよかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?