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今日 支援をしてくださったみなさまへ

今日のこの気持ちは、ちゃんと言葉にして残しておかなければ、と思った。

午前10時、そわそわしながらクラウドファンディングの公開のときを待つ。前の日の夜から、なんなら一週間くらい前から緊張と不安で吐きそうだった。
うまくいくだろうか。わたしが好きで始めただけの旅の記録を、一体誰が支援してくれるだろうか。

今回のクラウドファンディングは、世界一周とは訳が違う。世界一周は一人で始めて一人で歩いて、どうしようもないときには日本に帰ってしまってもよかった。
だけど、出版に向けた挑戦は編集・デザイン・印刷を担当してくれる方が既に関わってくれている。All or Nothing という方式なので目標に届かなければ、支援は全部なかったことになる。

まだ執筆も終わってない本『世界の紙を巡る旅』に支援してもらうためにわたしにできることは、旅に至るまでの流れと、旅で起きたこと、旅のあとで実現したいことを言葉にするだけだった。
わたしが使う言葉に自信はないけれど、形になっていないものの輪郭を示そうとするときに言葉が持つ力のことは信じている。

そうして、丹精をこめてクラウドファンディングページを作った。


今日の午前10時、クラウドファンディングが始まった。
TwitterとInstagramとFacebookとnoteと、これまで投稿をしたことがなかったLINEのタイムラインでお知らせをした。

1時間で、10%の支援が集まった。
2時間半で30%、4時間で50%、6時間で80%の支援が集まり、8時間で目標金額の50万円に到達した。
なんだかもう信じられなかった。誰か他の人への支援が、間違ってこっちに入っちゃってるんじゃないかと思った。

公開から12時間が経った今、目標金額の150%を超え114名の方が支援をしてくださっている。


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最初に支援をしてもらったときからずっと心がいっぱいで、ただただ「よい本を作ろう」と思う。
よい本って何なのかわからないけれど、手にとってよかったと思えて、誰かの側で長く大切にされていくものであったらうれしい。いつか先の未来で、世界の紙の情報が必要な人に届くように保たれていたらうれしい。


今日、支援をしてくださったみなさまへ。
書籍『世界の紙を巡る旅』に価値があると思ってくれてありがとうございます。
今まだ作られている最中のこの本を「おもしろそう」「ほしい」と感じてくださる方がこんなにたくさんいることは、希望です。

正直、クラウドファンディングを行うとチームで決めたときには、100%やりたい!とは思えませんでした。
だけど今日いただいた支援のコメントと、この本を取り巻いて小さなうねりみたいなものがSNSで広がっていくのを見て、クラウドファンディングをやってよかったと思いました。
出来上がる前から心待ちにしていただけるものを作れることは、とてもありがたく しあわせなことです。

今日がまだはじまりの1日目だということが嘘みたいです。クラウドファンディングが続く54日間と、本の完成までの70日間、きっと目まぐるしく過ぎていくと思います。
わたしにとって特別な時間を、支援をしてくださった方々にも一緒にわくわくしながら過ごしてもらえるように、事を起こしたいです。

「クラウドファンディングの次の目標金額は?」と尋ねられるし設定しなければなりませんが、ちょっと今日は考えられません。
既に支援してくれた方に楽しんでもらえるしかけを想像しつつ、新たに支援をしてくれる方にも届いたらラッキー、くらいの気持ちではだめでしょうか。


初めてのクラウドファンディング1日目の気持ちはこんな感じです。改めて、今日支援をしてくださったみなさま、ありがとうございました。
それぞれの方へのお礼の言葉は、明日ゆっくりと返させてください。

こんにちは、kami/(かみひとえ)です。いただいたサポートは、「世界の紙を巡る旅」をまとめた本の出版費用に充てさせていただきます。今年の12月に発売できる…はず…!