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中学生のためのリフレクション入門①

先生が教える勉強法のベースにはPDCAモデルがありますPLAN(計画)・DO(行動)・CHECK(評価)・ACTION(改善)。計画して実行します。うまくいったらそれを継続し、うまくいかなかったら改善を加えていくという考え方です。

このモデルを別の言い方で言うと「先生がこんなふうにするといいよと(計画を)教えてくれたやり方で勉強します。もしもうまくいかない部分があれば、自分でそれを少しずつ変えていきます」です。つまり計画には正解があります。

一度くらいは聞いたことのあるかな。受験勉強なんかには役立ちます。これもいいっちゃいいです。ただし計画を教わるんじゃあなくて一から考える必要のある学びには不向きです。そういう探究的な学びは正解が教えられないからです。

では探究型の「一から考えなくちゃならない学習」にモデルはないかというとなくはないです。幾つかあります。ただしまだ学校の先生などには広がっていません。先生が学んできたのは教科書中心の「答えのある勉強」だったからです。

探究の学びやプロフェッショナルな仕事に役立つに学習モデルの一つにALACTモデルがあります。リフレクションと呼ばれる考えです。計画から始めるPDCAモデルに対して「試してみること」からスタートをするところが特徴です。

このALACTモデルのコツをめっちゃ単純に言い切ると「試行・列挙・択一・工夫」です。試して新しく分かったこと=気づきを取り出します。ただし、全部の気づきを情報処理するのは難しいので一番大事と思う一つを決めて、そこに焦点を絞って工夫します。何となく伝わったかなあ。どうかなぁ。

一番言いたかったのは勉強にはPDCAモデルとは違う勉強法モデルがあるってことです。たとえばトップYouTuberたちがやっているのは後者です。「毎日投稿」が凄いのは「計画」じゃなく「企画=試み」動画を毎日投稿してることです。

追伸:ALACTモデルは追々もっと詳しく説明していきます。

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