なぜナレッジワークに入社したのか
こんにちは。ナレッジワークでカスタマーサクセス(以下、CS)をしているβetaといいます。ひっそりnoteを始めたのですが、会社の同僚が少しずついいねしてくれているのを見て、ビクビクしながら投稿してます。
ナレッジワークは、セールスイネーブルメントクラウド「ナレッジワーク」の開発・提供を行っているスタートアップです。
CSでは、ご契約後のお客様のセールスイネーブルメント実現に向けて「ナレッジワーク」の導入支援、運用支援を行っています。
「なぜナレッジワークに入社したのですか?」
「なぜ前職辞めたんですか?」
最近、リファラル活動やカジュアル面談を進める中で、ありがたい事に興味を持っていただき、よくこういったご質問をいただくようになりました。
「イネーブルメントへ共感して~」とか「働くメンバーの魅力が~」といったように限られた中で端的にお応えしているのですが、、
うーーーーん。。間違ってはいないけど、なんかニュアンス? 熱量?が伝わりきれていないかもなぁ、と自分の言語化能力の低さを痛感しています。
また、今後一緒にお仕事をする新規入社者Kさんと心地の良いコミュニケーションをしていくためにも、(人見知りとか何とか言ってないで)率先して自己開示する必要があると感じています。ただし、業務時間でつらつら話すのも忍びないので転職理由(入社理由)をnoteに載せてみる事にしました。
実は前職を退職する際に転職理由を自分のtimesに投稿してまして。
どうせだったら、その投稿した内容をそのまま載せちゃおうと思いました。(ローコストで投稿できるし)
※当時、何度も書いて直してを手元でしていたのでメモが残っていました
勿論、分かりにくい部分の補足書き、個人情報や機密情報に近い部分はマスキングしていますし、補足書きしても訳わからん部分一部あると思います。
ただ、生々しさをお伝えしたいので99%原文ママです。
現場仕事をしながら、イネーブルメント活動もしていた。そんな自分が当時何を思って転職を決めたのか。2年の時を経て、改めて晒してみます。
退職日に自分のSlackに投稿した内容
はじめに
2022年10月某日 21:50
@here
私と関わってくださった全ての皆様へ
※つれづれなるままに書くので駄文で失礼します。
※夜も遅いのでメンションは避けます
夜分にすみません、退職のご連絡 を書こうと思ったらこんな時間になってしまいました。まず、大変お世話になりました。
考えてみると、現在のチームへの配属が2018年09月なので丸4年勤続したことになります。ギリ損益分岐点突破してる時期かなぁ、と思っています。
変なときに捻くれてしまう自分の性格が悩ましくてですね。
最終出社日にリモート作業してSSL作業をレクチャーしたり、契約書確認をしたり、何してんだろうなという気持ちです。あんまりしんみりとした感じで終わりたくない性分でして、変な挙動をしてしまった気がしますがお許しください。
最後になりますが、末端の一社員である私がなぜ今回転職を決めたのか、少し長々と書いてみます。お時間ある方はお付き合いいただければと思います。
転職理由
私が転職を決めた理由。それはこの会社に対する課題感が起因しています。
会社への課題感の発信でいうと、過去に退職したAさんの投稿が有名なので久々にslackを引用しますね。(SlackのURL)彼の課題感として「マネジメントの欠落」という記載がありました。たしかに一理あると思います。
しかし、丸4年最前線で働いた身から言わせると、製品の性質上、ビジネスモデル上、お客様性質上、マネジメントが機能し辛い面があると思っています。それは現実問題致し方ない部分も大きいと思っています。
それよりも私は
全てが人に依存してしまっていること
それにより働くひとが疲弊してしまっていること
の方が問題だと思っています。
これが私の会社に対する課題感であり、転職理由となります。
βetaがやってきたこと
私自身、2018年に配属されてから「人に依存していること」で大変な苦労をしてきました。コロナ前のお話で、もう時効だと思っていますが、終電で帰宅し、最寄り駅のマクドナルドの閉店時間まで作業をし、家に帰って溶けるように眠る。そして翌日早朝の誰もいないオフィスに一番に来て業務を開始する。文字通りの意味で寝る間も惜しんでCSをして、目の前のお客様を守ってきました。
でも歯を食いしばっている間に同僚は一人、また一人と去っていきました。
私は寂しさと合わせて大変な危機感を感じました。このままでは会社全体が、特にCSが疲弊して壊れてしまうと真剣に感じました。じゃあ末端の一社員である自分に出来ることは何なのか。考え続けました。
そんな中、私が出来る部分は主に3つあると感じました。
自分自身はホームラン(仕事の成果)を打ち続けること
人に依存しないためにノウハウをナレッジ化して共有すること
仕事にこれ以上疲弊しないために定型業務を自動化すること
まず、1,2に関して。
成果も出していないのに、CSのメイン業務でないことを頑張っても誰も注目してくれません。だから私自身がまず自分でホームランを打ち続けること、ここを徹底しました。その上で徐々に1の成果と連動させる形で2のメッセージ発信や施策実行をしていきました。天下一(前職で実施していた社内の半期表彰のこと)での発表もその一つです。個人が成果を出すだけでなく、その標準化、再現性まで突き詰めることが大事であることを訴えるために資料を作りました。
3に関して、
これは正直やり方は良くないものも多くあったと思います。ご迷惑をおかけしてしまう事もありました。
でも、どうにか全ての働くひとが健全に働いてほしい。昔の自分のように働いて疲弊して生きるのに嫌にならないでほしい。ゆとりを持って働いて欲しい。その一心でアクションし続けてきました。
私は、誰かを あかるくたのしくまえむき にすることは出来ません。そんなにポジティブなネアカな人間では無いと自覚しています。
でも疲弊してしまった要因を取り除けば、少なくともゆとりを与えられると思いました。
ナレッジが人を育て、それによりゆとりを持って働く事が出来る。そういう健全な状態で仕事をしてほしい。特に現場で仕事に埋もれるCSの皆さんには健全に働いて欲しい。私は今でもそう強く願っています。
※こんな時間にslackを送るやつが健全とか何ほざいてるんだというツッコミはお許しください、自覚しています。
βetaの想い
末端の一社員がナレッジを残して何が変わるんだ、という気持ちは私自身も持っています。
でも誰かが残さないと何も変わらないんです。
誰かが始めないと何も変わらないんです。
自分が残したナレッジがこの先の誰かのゆとりを生み出してくれるのであればこれほど嬉しいことはないです。
一方で、ナレッジで人を育てること。ここに対しては私はこれまで独力で挑戦してきました。ただし、正直このやり方では解決までにあまりに時間がかかりすぎる。そう感じていました。また、お客様対応する中で、この課題感は弊社固有のものではなくてお客様含めた全ての働くひとにも共通しているものだと感じました。
私はこれまでの活動を通じて、ナレッジが人を育て、それによりゆとりを持って働く事が出来る。この理想を実現したいと強く思うようになり、それを実現する専門部隊の一員として生きていく決断をしました。これが私の転職理由になります。
おわりに
つらつら書いてしまいましたが、所詮は現場の一メンバーが辞める"だけ"の話です。現場のメンバーには大変重たいお客様をお願いしている手前、
あまり軽はずみなことは言えませんが、それでも私がいなくなってもまた普通に会社は回り始めます。私のナレッジだけでは明日は何も変わらないかもしれません。
だけれども、私が大事にしている価値観がちょっとでも この会社の文化形成に良い影響を与えられたら嬉しいなと願っています。
最後に。私はこの会社で関わってくださった全ての方に対して感謝の気持ちでいっぱいです。ただ、この感謝をお返しするのはお預けしようと思います。もっと力をつけて社会に大きな還元が出来たとき、
つまり、ナレッジが人を育て、それによりゆとりを持って働く事が出来る。そんな世界が実現出来たとき。私は関わってくださった皆様に改めてお礼を申し上げたいと思います。
長くなりましたが、4年間大変お世話になりました。