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あの扉の向こうに『泣きたいけど迷う』

あの扉の向こうには


仕事終わりに

ポツンとひとり

行きつけのBARにて

ひとり腰掛ける。

決まってバーテンは

そっとひとりにしてくれる

マッカランをロックで

その時だけは目を閉じて無言で

グラスに口を付ける。

今が寂しい訳じゃなく

たまに寂しくなるだけ

今も恋しい訳じゃなく

たまに恋しくなるだけ。

『泣きたいけど、迷う』

まだ想っている事が悔しくて

だから静かに流すんだ

気付かれないように。

たまに訪れる

アナタへの後悔の涙に



そんな『泣きたいから流す涙』で、また明日を迎え入れる物語。。

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