見出し画像

Selfish Ans.『何もしてあげない』

前書き:この曲は『JIGGER'S SON』(ジガーズサン)というグループの曲になります。このバンドは学生だった頃よく聞いていて、結構ドロ臭くて切ない曲も多く、若かりし頃の自分の中の定番になります。

この曲の魅力は失望感と精一杯の強がり、もしお互いが愛し合っていた過去があり、その人が離れていくのならば、この気持ちはわかる筈。
是非、一度聴いてから読んでいただけると幸いです。


“君にはもう何もしてあげない”

冒頭から始まるこのフレーズがこの歌の悲壮感を顕著に表している。

“相談もしないし もう相談にものらない
君の前で笑わない 君の前で泣かない
君にはもう何もしてあげない”

人としての感情も出さない、そんな壊れっぷりですが、本当に愛していたのなら、当たり前だと思う自分が居ます。

“これから君が 誰のそばにいても
時々僕の夢を見て 胸を押さえればいい”

ここまで来ると呪いですw
ただそこまで人を愛した事ってある意味、幸せなんですよね。この彼女との思い出は彼にとっても呪いになり、同じ様にうなされるんですから。

“どうしてこんな夢を見るんだろうって
君が苦しめばいい”

呪い2回目ですw
自分が今苦しんでる事、同じようになればいいと自分勝手に聞こえますが、結局は同じ様に苦しむ事で繋がっていると願いたい、そんな彼の想いです。壊れてるので歪んでいますけどね。

”君にはもうなにもしてやれない
僕にはもう何もしてやれない“

そして最後のフレーズ、これが彼の本当に言いたかった事だと思う。これからは、どんなことがあっても、もう助けてあげられないんだよ。という彼の寂しさでこの曲は終わる。
簡単に依存で片付ける人もいるけど、依存のない恋愛って楽しいの?お互いが依存し合ってるからこそ、本当の愛が成り立つとボクは思う。

これからの自分なりの”何もしてあげない“を探して♫

⇒ 自分勝手な『何もしてあげない』への答え合わせを


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?