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展示会に行こう!!!

#まちトドンアドカレ2023

※この記事はまちトドンアドベントカレンダー2023 3日目の記事です。

 みなさん、展示会には行ってますか?展示会といっても美術・芸術関連や、住宅の展示会とかじゃないほうです。
 すなわち、企業や団体が自らの宣伝のために出店する展示会です。またの名を見本市、技術展示会といったものになります。

展示会といえば こんなの
これの約1年前に同じ場所でナナシスのライブをやった

 展示会というと、社会で働く皆さんからすれば、場合によってはしつこく届くDM(ダイレクトメール)の中に出展の案内があって無視し続けていたり、またはそもそも自分が関わる業界とは無関係だと思うかもしれません。
 そもそも、展示会に行くということは仕事なので、こんなところでビジネスの話されても…というところかもしれません。

 だがそれはもったいない。ぜひ行きましょう。単に仕事のための情報収集以上に、いろんな楽しみ方ができます。仕事よりも趣味を優先して生きている私が言うので信じてほしい。私は後述する邪な目的もありますが、2023年は計5回行きました。

※製造業向けの展示会で撮った写真です

 今回、この記事を通して少しでも興味を持っていただいて、「行ってみようかな…?」と思ってもらえれば幸いです。

※注意:私は名古屋の某メーカーの生産技術部署にてシステム開発等を行ってますが、それゆえに、以下の話は製造業向けの展示会に話が偏ってしまうことをご了承ください。また、私の業務や勤務先に関する詮索はご遠慮ください。



0. 展示会って何?

 展示会とは、簡単に言えば企業がやってることを実際に見せてアピールしながら商談を行うイベントです。様々な業種ごとに多数の展示会が行われており、参加者はそうした自分たちの会社が欲しい技術・サービスに関する展示会に赴き、出展者は実際の製品を見せたり実演するなどしてアピールします。アピールだけでなく、具体的な案件を相談してそのまま商談成立、なんてこともあります。

 日本国内で行われる展示会は、1年あたり800回以上と言われています。有名どころではCEATECとか、まちトドン的には鉄道技術展になりますでしょうか。
 基本的にはBtoB(企業向け)がほとんどですが、Anime JapanJapan Mobility Show(東京モーターショー)のように、一般向けに公開日が設けられているものもあります。まあ一般人でもBtoBの展示会に参加できないわけではないんですけどね。
 また、開催場所は全国各地にある「○○会議場」とか「○○メッセ」とか、展示会や学会、国際会議向けに作られた大型の施設で行われることが多いです。特に多いのが東京ビッグサイト、幕張メッセ、ポートメッセなごや、インテックス大阪など。よって、ライブや同人誌即売会が行われる会場と一致することが多々あります。

1月に東京ビッグサイトの某展示会に行ったときの写真
自販機が冬コミ仕様のままでした

1. 展示会出張の楽しみ方

 ここが本題です。単なる業務でしかないはずの展示会参加を、なぜ私が推すのか。もちろん業務のためでもありますが、あえて業務から視点を外した観点で、何点かお教えしましょう。

・自分のスケジュールで遠くに出張に行ける
 
展示会はそんなに朝早くに行く必要もないので、遠方であれば優雅に新幹線で移動することができます。帰りも終了時刻までいる必要もないし。
 そして展示会めぐりは多くの場合、時間を決めていくというより、自分のペースでうろつく場合が多いので、何事にも縛られずにうろうろと情報収集することができます。最低限の情報収集は必要ですが、思うまま興味の向くまま、いろんなブースを回りましょう。
 もしも同行者がいるなら、途中で「ここからは二手にわかれて、それぞれで効率よく回りませんか?」などと提案するのもよいでしょう。

このメーカーでは、グループ会社にアニメ製作関連の会社がある縁からVキャラを作ったらしい

・夕方までには帰れるので、そのあとの時間は自由に過ごせる
 遠くの展示会場に行った場合にはなりますが、何よりもここが大事です。むしろ私の場合こちらが本題。展示会中は仕事なのである程度真面目に行動しないといけませんが、終わってしまえば別です。
 おでけけ!おでけけ!帰りは終電まで寄り道しまくりましょう、せっかく遠くに来たのだから!展示会会場は少し都市の中心から離れたところにあることが多いので、移動の仕方は事前に計画するのがよいです。
 ビッグサイトならゆりかもめでザギンに出てシースー、または関東の電車を乗り回すもよし。インテックスならキタかミナミの飲み屋でうまい飯を食う、または電車を乗り回すもよし。幕張メッセなら本千葉で本千葉ァ!!!選択肢は無限です。あ、ポートメッセなら特筆するものはなんもないかも…。

パシフィコ横浜帰りに寄った中華街
さらにそのあと寄った羽沢横浜国大駅

・各種ノベルティが手に入る
 各社ノベルティ(景品)へのこだわりが強くなっており、いろんなものをくれます。ほとんどはチラシ入りのトートバッグですが、そのほか、手帳、筆記用具、スマホカバー、うまい棒、カロリーメイト…。けっこう力の入れようが様々です。
 なぜノベルティにこだわるのか?理由は受け取るとわかります。必ず「名刺いただけますか?」と言われたり、連絡先情報が入った名札の二次元コードを読み取られたりします。そして後日、定期的にDMが届くようになるでしょう。つまりは連絡先が欲しいんですよね。
 というわけで多少の代償(?)を負うリスクはありますが、ある程度割り切ってほしいものを素直にもらうのはアリだと思います。

某ソフトウェア企業からもらったタッパー

・個人的な情報収集ができる
 自分の仕事と興味が近いところにある方はこちらもおすすめです。まあ本来、邪なことを考えなければここだけが個人に対するメリットのはずなんですけどね。とはいえ、本当に最先端の情報が揃っているので、業務関係なくてもいいのでいろんなことを見聞きするのがいいと思います。

名古屋市ブースで手に入れた 名古屋港図

・美人のコンパニオンを観察できる
 ノーコメント。私は2次元マスコットキャラに凝ってくれたほうがうれしいので…()。とはいえ、ここに心血注いでる会社も多く、各社かなりの努力が見られます(?)。

・勤務先で向上心あり/意識高いアピールができる
 
最後にこちら。会社勤めの場合に限られますが。いろいろ余計なことをやってきましたが、会社に戻ってキチンと報告を済ませれば、会社では「積極的に情報収集する、向上心のある人材」という扱いになることも期待できます。私はあんまり成果出してないのでそう思われてるか怪しいですが。


2. 展示会に行くには?

 さて、展示会に行きたくなったら、行く準備をしましょう。ではどのようにすれば行けるか?
 簡単です。行きたいところを決めて、必ず事前登録を済ませましょう。多くの場合、冷やかしや無関係者の乱入を防ぐためか、事前登録や招待状が必要になります。飛び入りの場合、高い入場料を取られたり、門前払いされることもあるので気を付けましょう。
 それと、名刺を作りましょう。日本特有なのかもしれませんが、個人でも企業でも名刺は必須です。入場券や名札代わりになることもあります。以前に大学生のころに参加したことがあったのですが、名刺がなくて話が進まないみたいなことが何度かありました。
 また、会社勤めの場合、会社や部署のルールを必ず確認してください。場合によってはきっちりとした参加報告書が必要になる場合もあります。近年はカラ出張にかなり厳しくなってきているはずです。某元県議会議員みたいな大号泣会見をしないためにも。
 とはいえ、大きめの会社なら出張経費をPONと出してくれると思いますが、申し訳なくも、会社によってはそうしたことが簡単にできない場合もあると思います。今更ながら遠くの展示会に行くのは少し贅沢な出張なので、この記事自体が怒られるような予感はしています(

3. 展示会に行く上での注意事項

 最後に、いくつか注意事項を。2節でへんな楽しみ方をお教えしましたが、あくまで展示会は真面目なビジネスの現場です。

・ちゃんとした目的意識を持つ
 
あまりにおでけけばかりのことを考えて、展示会に行く目的がないと、展示会中にやることがなくなります。そして「何の情報も得られませんでしたァ!!!」と上司に報告することになります。なので少しでも真面目な動機を持っていきましょう。

・まったく関係ない業界の展示会には行かない
 
目的意識の話ともつながりますが、あまりに関係ない業界だと、出展者と話すこともなくなってしまうので気を付けましょう。例えば鉄道業界関係者じゃないのにオタク趣味で鉄道技術展に行くとか。向こうもプロなので、ビジネスにならないとわかれば塩対応されてもおかしくありません。

・何かしら情報を持ち帰る
 
同じく「何の情報も得られませんでしたァ!!!」とならないよう気を付けましょう。あくまで経費で展示会に行くので、その経費の対価になりうる何かしらの情報を1つは持ち帰りましょう。ただし逆にあまり対価を気にしすぎなくてもいいとは思います。情報に乏しいときは「どの企業もあんまり進歩なかったですねえー」と報告しましょう。

・ふざけない
 展示会では、あなたが所属する会社の名前を背負って行動することになります。なので、いくら外にいるからといって調子に乗りすぎないように。場合によっては会社の価値を下げかねません。


4. おわりに

 以上、展示会の魅力について語って参りました。興味は湧いてきましたでしょうか?もし行く機会があればぜひ進んで参加してみてください。業務上の真面目な視点で見てもかなり興味深い内容がたくさんあると思います。

 …とまあ結局のところ、遠征大好きマンの私がとにかく遠出したいというのが一番の動機だったりするんですけどね。一方であらゆる知識をかき集めるのも好きなので、そういった意味でも展示会によく行くようになったわけです。

 長文失礼いたしました。ここまで読んでいただきありがとうございました。それでは次回展示会シリーズ、「各社トートバッグ 使いやすさ徹底比較編」でお会いしましょう(書きません)。




余談

 ある製造業向け展示会で、どこかの企業がブースにmaimaiかWACCAの筐体を置いてたような気がするんですが、どなたか詳細知りませんか??音ゲーマーじゃないのでやったことないのですが、気になってしょうがないので…。


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