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古文テキスト【無料版】

1.まずなにをすればいいの?

 学校で古文を学んでいても、模試になると、何が書いてあるのかちんぷんかんぷん。入試本番でもこの状態だったら、どうしよう。でも、何をすればいいのかわからない。そんなあなたに、古文がどうやったら読めるようになるのかをお伝えします!

 まず、古文を読めるようになるには、2つの武器が必要です。

 1つ目は、古文単語!古文といっても、日本語と単語は対して変わらないでしょと思っていても、言葉は生き物です。結構違います。もちろん、変わらない単語もありますが、入試で問われるのは、現在と異なる使い方をする単語です。その単語を覚えると、文章に何が書いてあるのか輪郭が見えてきます。そして、問題の選択肢で、これは古文単語の意味が違うぞ!というだけで、消せるものもチラホラ。

 2つ目は、古典文法!単語だけでも、意外と読めるけどと思っているそこのあなた。文法への理解が、古文で安定して点がとれるようになる秘訣です。それは、文法を知らないと、文章の流れをミスリードされる危険があるからです。それっぽい選択肢に流されて、全部間違えたという経験、ありませんか?その原因は、おそらく文法への理解が浅かったからです。文法をきっちり理解していれば、ミスリードに引っ掛かりにくくなります。

 これらの2つの武器を身に着けて、初めて古文が読めるようになります。
しかし、ここまで読んで、こんなにできるかなあと不安になった方も多いと思います。大丈夫です!ここまで身に着けるのに必要な時間は、1日30分を約半年!これを続けるだけで、古文が読めるようになります。実際に、私も無理なく続けることができました!

 今は部活が忙しいし、後でもいいかなと思うかもしれませんが、部活を引退してからだと、英語や理科社会など他の科目にも時間がとられて、国語は後回しにされがちです。今からやっておけば、1日15分を約一年でも間に合います。きっと、未来の自分に感謝されますよ。
 逆に、もう時間がない高3生!今から始めれば、まだ間に合う!迷っている時間はありません。さあ、次に書いてあることを、始めてください!

 まず、実力を知りましょう!今の自分の力で、センター試験の古文でどれくらい点が取れるのかという現実を認識するのが重要です。問題、解答は学校の進路室や東進や旺文社の過去問バンクで入手できます。2015-2019年(本試)の5回分を、一つ当たり20分で解いて、点数、得点率を出してください。(解答解説は読まなくて結構です)多くの人が半分くらいしか解けないと思います。(私もそうでした)すべてはここからです。

 さあ、古文の点数を上げる旅に出かけよう!

2.古文単語を覚えよう!


 まず、古文単語帳を用意してください。学校で使用しているもので構いません。ただ、学校で使用している単語帳だとやる気が起きないなら、自分でお気に入りの単語帳を用意してください。その際、掲載されている単語が250-350語程度のものがオススメです。500語とか、多いものもありますが、多すぎると、途中で挫折する危険があります。


 次に、一週間で覚える量決めます。多すぎると途中で挫折してしまうし、少なすぎると単語帳が終わらなくなりますので、100語前後がオススメです。

コツは覚えようとしないこと!単語に触れる回数を多くしよう!という意識で単語帳を開く回数を増やして下さい。回数が多ければ、自然と頭に入ります。

例えば、夜寝る前、登校中の電車のなかという感じで、生活リズムに組み込めるといいですね。

 単語帳を1周終えることができたら、古典文法のステップに進みましょう。ただし、古文単語を覚えるこのステップ自体はやり続けてください!(やらないと忘れます)

3.古典文法を理解しよう!

 まず、以下の2冊を用意してください。
①ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル(河合出版)
②ステップアップノート30 古典文法トレーニング(河合出版)
これらは繰り返し使用するので、コピーしたり、ノートに解いたりすることを推奨します。

 1日1項目、問題を解いて、間違ったところを中心に解説を読みます。①、②をそれぞれ2周してください。順調に行けば、4ヶ月で終わります!この間、古文単語も並行してやっているので、だんだん問題が読みやすくなっていくと思います!このステップは長く、飽きてしまいそうですが、踏ん張ってください!ここを乗り越えると、古文が格段に読みやすくなります。

4.問題演習で力をつけよう!

 武器を手に入れた皆さん、その武器を本番で使いこなせるように、問題演習を通じて練習します!問題演習では、解答解説をよく読みましょう。次に同じ問題が出た時に、完璧に答えられるという状態を目指します。

 まずは、2015-2019年のセンター5年分をもう一度解いてみましょう!解きやすくなっているはずです。これらの正答率が80%、最低でも70%を超えていればOKです。超えていない場合は、古典文法のステップをやり直しましょう。
次に、2020年ー最新年のセンター、共通テストに取り組んでみましょう!きっと、解けます!正答率70%を目指しましょう!

5.本番まで実力を維持しよう!

 ここまでお疲れさまでした。ここからは、つけた力を本番まで維持する方法を教えますね!

まず、古文単語は変わらず覚え続けてください。やらないと本当に忘れます(私の実体験)。
そして、問題演習を週に1題のペースでやりましょう。やる問題は、2020-最新のセンター、共通テストの2周目をオススメします。それが終わったら、市販の共通テストの予想問題集やその週の模試問題などをやるといいでしょう。

6.さいごに

 ここまで読んでくれて、ありがとう!
みんながこのやり方でメキメキと古文の力をつけて、本番で望むような点数がとれることを願っています。そして、第一志望校に合格できるよう応援しています!

もっと具体的なやり方(古文単語の覚え方、演習の取り組み方など)は【完全版】で公開中です。もし良かったら、そちらも読んでみてください。きっと、みなさんの力になります!


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