Vol.3 　注目される「やさしい日本語」

「やさしい日本語にほんご」とは、外国人がいこくじんなどにも分わかるように配慮はいりょして簡略化かんりゃくかした日本語にほんごのことです。

阪神はんしん・淡路大震災あわじだいしんさいで被災ひさいした多おおくの外国人がいこくじんに、適切てきせつな情報じょうほうを伝つたえるために考かんがえだされたものです。

「一文いちぶんを短みじかくする」「主語しゅごを省略しょうりゃくしない」「敬語けいごや受うけ身みを使つかわない」など伝つたえ方かたを工夫くふうすることで、日本語にほんごに不慣ふなれな外国人がいこくじんとコミュニケーションをとることができます。

日本語にほんごを「日常生活にちじょうせいかつに困こまらない言語げんご」に選えらんだ外国人がいこくじんは約やく63％、希望きぼうする情報発信言語じょうほうはっしんげんごに「やさしい日本語にほんご」を選えらんだ外国人がいこくじんは約やく76％という調査結果ちょうさけっか（法務省ほうむしょうホームぺージ“外国人生活支援がいこくじんせいかつしえんポータルサイト”より）からも、やさしい日本語にほんごに高たかいニーズがあることがわかります。

外国語がいこくごが話はなせなくても普段ふだんから「やさしい日本語にほんご」を活用かつようすると、災害時さいがいじや緊急時きんきゅうじに役立やくだちちます。

2022年7月