「くりまさ」 完成!!

鬼皮のみを剥くアイテムが完成しました。
その名も「くりまさ」と申します。

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旬のものを自分の手で、手仕事も味もたのしんでもらいたい。
昔に比べ共働きでみんな忙しくなって家事も手仕事も時短化、そんな中コロナ禍で働き方などが見直され家で家族で過ごす時間が増えた。自分も出かけられなくなってつまらないとも思ったけど、料理に向き合う時間が増えて豊かな気持ちになった。つくることで発散し、食べることで元気が出た。
これは素晴らしいことだなと再確認。
全国各地、さまざまな場所にいる方が料理に向き合うことを手伝いたい。自分にできることは何か。こんな思いがきっかけになり今年の春おすそわけBOXがスタートしました。

この栗剥き器の計画は栗農家に嫁いでから、ずっと実現させたかったことの一つです。
栗農家なのでやはり生栗を美味しく食べてもらいたい!生栗の調理を体感してほしい。里山の旬の味覚を味わってもらいたい!という気持ちが大きいんです。けども、生栗って、皮剥きが大変、、皮剥きが面倒、、とかって、嫌われがち、、。このネガティブなイメージを解消したいと思ってたんです。

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わが家では栗の収穫の合間に、割れているものやちょっと虫食いがあるとかいう訳あって出荷できない栗を剥き家でたのしみます。
その際に鬼皮を剥くのと渋皮を剥くアイテムがあります。

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上の写真、右側のが鬼皮剥き、左の2本が渋皮剥き。

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この鬼皮剥きがすごく使い勝手がいい。
手馴染みよく剥きやすいし仕事がはかどる。
この器具が家に6本くらいあり、何者か夫に尋ねると、夫が中学生くらいの時(約40年ほど前)にはすでにあったらしい。
内子町の青果市場で配布されていたとのこと。
もちろん今はつくられておらず、販売もされていない。
ふむむ。こんなに使い勝手がいいものを独り占めしているわけにはいかぬ!
なんとかして復刻できぬものか、、、。こんな思いを栗農家に嫁いだ当時から考えていたんですが、なかなか形にするまでに至らず。

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そんな中、今年2020年、事態は大きく動くのです。
参加させてもらっている地域コミュニティのきなみのメンバーとの会合の中で、ポロっとこのことを口にしました。
この用具をなんとか形にできないか、、、。メンバーに相談をかけました。
名刀のような雰囲気を纏うイメージが頭に浮かび、会話の中で冗談でわたしが発した「くりまさ」が思いがけずしっくりきてその場でネーミング決定。
その後、メンバー内の西渕工務店さんのご縁で隣町の鉄工所さんをご紹介いただき、青果市場で配られていたオリジナル版の写真を見ていただき試作品第一弾が完成しました。
その後、鉄工所の方へ実物をお渡ししこちらのリクエストなどもお伝えしてブラッシュアップ。
試作を数回経てこの度めでたく販売へ。

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シンプルなつくりなので、使い方はとても簡単。
<使い方はこちらの動画をご覧ください>
素敵な動画は内子町小田地区にいるボブさんにつくっていただきました。

こちらの「くりまさ」現在は受注生産としております。
こちらのショップで販売しております。どうぞよろしくお願い致します。


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