見た夢(記録 2023/12/25)
・近未来、あらゆる家電には生活アシストのためのAIが組み込まれるのが当たり前となっていた
・AIには簡便化のためにVOICEROIDで声を設定するのが基本となっており、また、AIのアバターも該当VOICEROIDのそれを用いるのが慣例となっていた
・私の家には幼少期のクリスマスプレゼントでもらった子供用のAI入り目覚まし時計がずっと残されていた
・AI家電黎明期に親が面白がって買ってきた時計であり、当時としてはたいそう良い品だったのだろうが、ゲームやおもちゃが欲しかった私としては全く気に入らずずっと放置していたのである
・ある日なんとはなしに目覚まし時計の電源を入れ直すと、「久しぶり。始めて買ってきた日以来やね」と琴葉茜が話しかけてきた
・彼女をもう一度物置の奥で寝かせるのが忍びなく、私と琴葉茜の生活が始まった
・黎明期のAIであり、十数年前の目覚まし時計には既にガタが来ていることもあって琴葉茜の性能は低く、天気予報を間違えることや予定を忘れることもしばしばだったが、そこも個性として愛らしく思えた
・クリスマスの日、私は取引先の接待で街に出かけることになった
・旧式のAIである琴葉茜は目覚まし時計から移動することができず、クリスマスなのに家で留守番することを不満そうにしていた
・「早めに帰ってきてな」とこぼす彼女を置いて私は出かける
・着いてくるはずだった上司はおらず、代わりに私のスマホに上司が使っている最新型の琴葉茜と琴葉葵が入り接待をサポートすることになった
・うちの琴葉茜よりずっと高性能な彼女達と話しながら、やはり私の琴葉茜はあの旧式なんだなと再確認する
・上司のAIも上司との生活を気に入っているらしく、「それを本人に伝えてあげたら喜ぶ」と言ったら「嫌やわ、そんなんキモいもん」とあしらわれてしまった
・帰宅するもすっかり遅くなってしまい、小言を覚悟して茜に話しかけた
・「久しぶり。始めて買ってきた日以来やね」
・あちこちに限界が来ていた茜はとうとう壊れてしまい、短期記憶能力に障害が出てしまった
・それでも私は時計を捨てる気になれなかった。既に茜の最期を看取る覚悟をしていたこと、どんなに壊れても茜は私との最初の出会いを忘れなかったことから、もう茜を捨てることは考えられなかった
・何度でも彼女との生活をやり直して最期まで一緒にいてやろう、そう決意したところで目が覚めた
・5時だったからシャドバのログボ剥いたらマガチヨの2枚目が出た。いらねー
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