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エイラビショップ用全カード考察・OOT


↑前回。

自分用。

読みやすさは無視。

基本的に《エイラの祈祷》本体を使えるアンリミ前提。

総評

ビショップに与えられた新軸は「安息」。攻撃をしないことによってリソースを確保するデッキタイプだが、スタッツを活かすために攻めに寄る必要があるエイラビショップとはすこぶる相性が悪い。

それを抜きとしても《安息の絶傑・マーウィン》《アサルトプリースト》などそこそこのカードパワーを持つカードは多かったが、やはり終わりかけているアーキタイプを支えるほどの迫力は持てず、全体的にそこそこ止まりな弾だった。

ただし一見リミテ番長の《ユニコーンナイト》だけはエイラビショップにおいては例外であり、非常に小器用に取り回せるほぼ必須パーツと言える。デッキのレベルは上がらなかったが完成度は上がったと言えるだろう。

《安息の絶傑・マーウィン》

OOTの目玉カード。プレイするだけでお互いに圧倒的なリソースを齎す。

回復とカウント進行を同時に行える効果が本体。《治癒の祈り》の項でも説明したが、カウント進行→回復の順で処理されるのが非常に都合がよく、特に2ターン目《詠唱:獣姫の呼び声》→3ターン目《エイラの祈祷》→4ターン目《安息の絶傑・マーウィン》の流れは未だに強力。

また、4→6の流れも《七宝石の姫・レ・フィーエ》を放りたいエイラビショップでは非常に都合が良く、スタッツもまあまあ太く進化時効果もまあまあ強いと、総じてまあまあが無難にまとまった1枚。

PP増強は諸刃の剣でありマナカーブに沿った動きができないと利敵行為になる(たとえば5→7のジャンプアップなど渡されてもむしろ困るが、蝙蝠ヴァンプにとってはありがたい一手になる)、《温情のラビットヒーラー》絡みのもっとヤバイ上振れパターンが増えたため事故要因のアミュレットを積みたくなくなった、ミラーマッでドブなどの理由からROG環境での採用率は低かったが、エイラビショップでこういうことをしたいなら未だに唯一無二のカードであるため、悲しいことにミラーマッチが減ったVEC以後なら復権もありうるか。

《救済の聖獅子》

聖獅子なら引いたら引いただけ強い最強カード。

エイラビショップなら進化権で4/7と2/2を並べるように使えるのだが、あまりに動きがショボすぎて進化権を切るほどの価値はない。

《輝く熾天使・ラピス》

アンリミならワンクッション置く必要はない。

《安息の使徒》

尻のでかい必殺はエイラビショップとまあまあ噛み合っているのだが、4PPのアクションとしては少し地味か。

活かすなら進化時効果を使いたいのだが、こういうことをするなら《ホーリープリースト・ロレーナ》の方が取り回しがいい。

《アサルトプリースト》

ドロー、守護、進化すれば除去とかなり器用な1枚。進化時効果は一見使いにくく見えるが、守護の絡んだ複雑な盤面が生まれにくく、進化権によって体で盤面を取りに行くフォロワーが多いシャドウバースでは切りどころに困ることはほぼない。

未進化時の守護込みでギリギリ《ホーリープリースト・ロレーナ》とは違うアプローチができるカードだったが、次弾でより強い守護の《いにしえの聖域》が出たため役目をほぼ終えた。

《黄金都市》

悪名高いカードだけどエイラビショップ視点だと「うちの子にもこういう効果つかねーかなー」ってよだれ垂らして見てる相手。

《安息の信者》

殴った方が強くない?

《フェザーダッシュ》

肉がないので《スカイスピリット》の方が好き。

《ユニコーンナイト》

とりあえず2/1/3で及第点のスペックに加え、チョイス効果でプレイするだけでアドバンテージを確約してくれ、しかもそれらが両者とも回復に絡むという、エイラビショップの「息切れ」「場持ちの悪さ」「まともな回復の少なさ」「デッキスロットの足りなさ」を全て一手に解決してくれる1枚。

《ユニコーンスピア》は及第点除去に《エイラの祈祷》トリガーがついたカード。2→3のマナカーブを確約してくれるのも大きく、《エイラの祈祷》を探して全マリすることが多いエイラビショップにおいては見た目以上に取り回しがいい。PPが軽いと他のカードとのくっつきがいいので、困ったら基本的にこちらを選ぶといい。

《ユニコーン》は小さい《大修道女》とカードとしては極めて凡庸だが、「相手にフォロワーがいなくても回復を撒ける」という一点で選ぶ価値が存在するカード。リノエルフ、超越ウィッチなど6ターン目に相手の盤面が空でターンが回ってきかねず、手札に回復の展望がないマッチアップでは選ぶと稀に得できる……かもしれない。

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たとえばこの場面だと《聖弓の使い手・クルト》でジャスキルだが、相手のヘルスがあと1点でも多ければ《ユニコーン》でないと詰めきれなかったため、《ユニコーンスピア》が余りそうならピックする価値は十分にある。

戦闘バカだったエイラビショップに与えられた貴重な搦手であり、どんな時でも2~3枚は採用を検討したい1枚。個人的には2ターン目に《メカゴブリン》などほぼバニラの2/2を立てる動きが嫌いなので3入れてから構築を始めている。

《安息の従者》

《ペガサスの結晶像》亜種で唯一積む価値のある1枚。肉がついているのと盤面修復もできる二点がとにかく偉く、尻のデカさと合わせてポイントが高い。

何か→2PPフォロワー→《エイラの祈祷》→これ+1PPフォロワーで繋げて序盤から盤面を制圧する、後半に守護の後ろに隠す、最悪エンハンスで守護として使うなど1枚で序盤~終盤まで隙なく仕事が多く、とてもブロンズとは思えない強さを誇る。

ROG期は《メタリックファーザー》の後ろに隠す動きがミラーマッチでのキラームーブだったのでグランドマスター到達デッキに《鉄腕の修道女》を差し置いて3枚入っていた。《ピラータートル》《伝道の司祭・ロレーナ》など凶悪な3PP帯が増えた現在だと二番手三番手に落ちるカードではあるが、それでもカードパワー自体は見劣りしない通好みの1枚。

《安息の領域》

エイラビショップは殴らず盤面を取るのが苦手なのでどちらかというとコントロール向き。ROG期はリノエルフとミラーマッチを制せるという理由でこれが入っているビショップが多かったが、打たれた試合は全部勝ったな。

《神鳥の修道女》

嫌いじゃないんだけど機能するのが6ターン目以後かあ……。

《聖域の執行者》

これ杉田だったの!?

《唯我の絶傑・マゼルベイン》

ハイランダーはエイラビショップではない。

《飢餓の絶傑・ギルネリーゼ》

潜伏・ドレインと噛み合ったテキストを持ちリソース回収もできるとエイラビショップ適性はなかなか高いが、横並びをバフするならそれこそ《エイラの祈祷》でいいので7PP帯でやるカードとしては今ひとつか。

《飢餓の使徒》

バフとして使うにも除去として使うにも重く、中途半端。

《爆砕の傭兵・フィーナ》

ほぼ《聖弓の使い手・クルト》で済む。

《神弓の座天使・リリエル》

使うならダメージ無効を軸にしたいが7PPはさすがに重すぎる。

《飢餓の輝き》

取り回しの悪い3PP4点除去。《ユニコーンスピア》と同時に出なくてもいいのに……。

《重装のトロール》

こんなカードがあったことを今知った。

《ゴブリンファイター》

軽いカードで軽いカードを加えるためまあまあ取り回しはよさそうだが、外れの《ゴブリンリーダー》が外れすぎて結局イマイチ。Nerf前が加わるなら諸手を挙げて採用したんだけど。

《スカアハ》

このゲーム師匠2人いるんだ。

《堅牢なる天使》

イラストに妙な哀愁がある。

1PPニュートラルフォロワーはこれ含めて5枚(SOR時点)しかおらず、シャドバのデッキ編成画面は「低PP→高PP」「ニュートラル→クラス固有」の順で並んでいるため、デッキを組む度にこいつと顔を合わせることになり、見る度なんか悲しい気分になってくる。崩そうかな。

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