【Shadowverse】廃墟の支配者・《デッドソウルテイカー》型進化ネクロマンサー【アンリミテッド】(記録 2024/04/28)
サ終の雰囲気漂うリソース流用末期ゲームShadowverse。
面白い方のデュエルことヒーローズバトルの裏に隠れ、とんでもない問題児がひっそり誕生していた。
コンセプト
異常な大脱獄によりウルトラスーパー違法カードに変貌した《デッドソウルテイカー》を葬送・進化シナジーを絡めて高速でプレイし、疾走フォロワーを虚空から叩きつけることで即死を狙うコンボデッキ。
安定5ターン、どんなにやばくても6ターン目には即死を叩きつけられる速度と、その割に直接召喚や超高打点のようなカットされやすいギミックを採用しておらず、重ね引き次第でいくらでも守護を貫通できるため対策カードに強いカット耐性の高さが強み。
進化ギミックが面取りに有用だったり《魂の岐路・ラカンドウラ》を無理なく取れたりでアグロ耐性もそれなりに高く、感覚としては文句なしにトップデッキの実力を持つ。
が、このゲームを真面目にやってる奴が誰もいなくて新規デッキの研究が進んでいないという致命的な理由によりTierは低い。パワー的には今のデッキだとダントツだと思うんだけどな……。
「特定カードを引き、それにブーストを当てて軽量化し即死を狙う5tレンジのコンボデッキ」という意味では超越ウィッチに等しいデッキだが、
《百鬼夜行》の存在によるキーカードへのアクセスのしやすさ、後引きをブーストしやすいことから「引かずに頓死」が圧倒的に少ない
《デッドソウルテイカー》から完成する盤面が超越ウィッチにやたら強く即死以外の勝ち筋となるため(実質的な)ミラマに強い
の二点から差別化は比較的容易。
採用カード紹介:コンセプトカード
《デッドソウルテイカー》
な、なんで4って書いちゃったの……?
進化を3回するだけで《死せる生》を打てる異常者。《ソウルテイカー・ララ》とか言ってる場合じゃねえ!
このデッキに入っている疾走は後述するコンボの都合もあり《デッドメタルスター》5点、《スケルトンレイダー》4点の合計9点のみなので、基本的に出したら9点出ると考えて問題ない。
場のフォロワーを全て吹き飛ばせるため面ロックに強いのも嬉しい。これを2枚引いて18点にして+進化や《霊体の侵入》でゲームを片付けるのが一番わかりやすいキルルート。
また、出たフォロワーは呪禁とpig復活という異常に硬い耐性を持っており、大型守護を墓地に仕込めるため、超越や土のようなどう考えてもこちらのフォロワーに触れないアーキタイプ相手にはキルがなくても出して放置してエンドも全然勝ち筋として見られる。
忘れがちポイントとして、場にいる未進化フォロワーにEPを注ぐことによる手進化でもコストが減る。
どうしても全てが足りない時に《ジャーニーゴブリン》生出し→手進化→《ソウルコンバージョン》でパーツを引くのに期待のルートや、《デッドソウルテイカー》×2+EPのルートを通らなきゃいけないのに1枚が後引きでPPがズレている時などに使う知識なので覚えておこう。
付随して、-12コストの1PPで打つのが基本のカードだが、4回目の進化でも一応-1PPして0PPカードになるのも覚えておきたい。全部揃ってるけど葬送回数が足りない時に0PP化してPPに余裕を持たせて無理やり回しに行ったりするぞ。
《デッドメタルスター》
このデッキのコンボの中核。5点疾走かつラストワードのリアニメイトで一気に打点を伸ばしてくれる。
《デッドソウルテイカー》から出たこいつを《ソウルコンバージョン》で焼くと《デッドソウルテイカー》に付与されたpigに内包された《デッドメタルスター》、自身のpigに内包された《スケルトンレイダー》が展開されるため打点が9点伸びる。
山回転に使える《ソウルコンバージョン》を使って《デッドソウルテイカー》×2に等しい火力を出せるスーパーコンボであり、なんならこのデッキの心臓。
このデッキが即死に入るには前提として《デッドメタルスター》と《スケルトンレイダー》が死んでいる必要があり、そこから《デッドソウルテイカー》や《ソウルコンバージョン》のくっつきで何点が出るかを計算していく形になる。
だいたい
+1枚あって手進化か《霊体の侵入》本体を使えたら即死
+2枚あったら絶対即死
ダメージカットとか《アストロジカルソーサラー》とかそういうめんどくさいのがあったらがんばれ
で覚えるといい。
地味にアクセラレートで未進化フォロワーを3面展開できるのも便利。出して手進化で1回、次のターンに残った奴でもう1回進化して《デッドソウルテイカー》を一気に進めるのは割とやるカウント進行なので覚えておきたい。
《スケルトンレイダー》
《デッドメタルスター》を絡めたワンショットに使える《魂の岐路・ラカンドウラ》より優先して出てくる8PP疾走のネクロマンサー・フォロワーがこれしかない。こいつが5点だったらめちゃくちゃ話が楽だったのに……。
なんか強そうなことがゴチャゴチャ書いてあるが基本は使わない。たまに面取りした方が打点が出ることがある(特に《デッドメタルスター》を絡めて2面展開した時など)ので覚えておきたいなくらい。
採用カード紹介:葬送
《百鬼夜行》
シャドバ最強のサーチカード。このカードを強く活かすためにデッキ内のフォロワーはギリギリまでニュートラルに寄せ、《深淵の大佐》《骸の王》などの追加上ブレカードも削っている。
コンボパーツがかなり多く、後述する事情から「葬送できないフォロワー」も多く入っているため、基本的には2枚サーチモードで起動し、手札を広々キープすることを意識したい。
もちろんこれで《デッドメタルスター》を殺さないと入れないルートなどもあるのでケースバイケースで。変なとこ難しいんだよこのデッキ。
《ボーンドミネーター》
軽く、回復もついていて使いやすい葬送。山を回す性能が低いため、墓地に必要なフォロワーを埋めるためのカードという意識を持つ。
これと《死を知る者》の2枚は《スケルトンレイダー》とPP帯がかぶっており、葬送すると即死ルートが失われることに注意したい。
《霊床震脚》
上手く使えば1PP2ドローの葬送。《百鬼夜行》と同じロジックで2ドローとして使いたい。
とにかく全PPをスペルブーストに注がないと回転力が足りなくなる超越ウィッチや3t5葬送をしないと頓死する葬送ネクロと違い、このデッキは極論すれば《スケルトンレイダー》《デッドメタルスター》の2枚を葬送できればそれでコンボが成立する。
そのため、このカードの2ドローモードを起動するために葬送をある程度遅らせても意外とどうにかなる。《死を知る者》とのくっつきで使うテクなので覚えておきたい。
《死を知る者》
手札が減らず極めてドローの質がいい代わりに2PPの葬送。
葬送ネクロでは3PP5葬送の水増しにならない邪魔者だったが、このデッキでは特にクセなく手札の減らない葬送ができる最強カード。積極的に打って山を回したい。
《魂の岐路・ラカンドウラ》
葬送で減った手札の補填をし、面取りをしてくれる神カード。
葬送カードが少ないため1ターンに2回葬送が厳しく、山に残った《百鬼夜行》に引っ掛けたくないため、絡めたい時に1回だけ絡められたらいいなの1。
これを《デッドソウルテイカー》の復活に巻き込むと5/7守護+呪禁+pigでランダム3点出して自身を復活のバケモノフォロワーが誕生する。超越ウィッチには《スケルトンレイダー》を切って《魂の岐路・ラカンドウラ》+《デッドメタルスター》でも実は勝てちゃう。
採用カード紹介:進化
《小さき赤き竜・ビィ》
なんか急にわけわかんないこと言い出した最強の進化サポート。
序盤の面取り、《デッドソウルテイカー》のカウント進行、《百鬼夜行》用の1/1フォロワー、《ブルーミングダンサー》の呼び水と仕事がめちゃくちゃ多い。6枚くらい積みたい。
感覚だが進化は《霊体の侵入》があれば割とどうにかなるため、勿体なく見えても《百鬼夜行》に食わせた方が安定する。
忘れがちだが後手4で出すとキャントリになる。あんまり使わないけど一回忘れて先行入力しちゃって最適解を逃したので気をつけよう。
《ブルーミングダンサー》
2PP無償進化。《小さき赤き竜・ビィ》より重いがキャントリがあり、《ソウルコンバージョン》と合わせて大きく山を回せる。
強いは強いが2PPなのがとにかく重い。基本的にこのデッキは9点を出すのに1PPを消費するのだが、5PP帯でこのカードを絡めると取れるアクションが多くて4回になってしまい、《デッドソウルテイカー》に3回進化を観測させてプレイして《ソウルコンバージョン》で打点供給までの一連の動きを1ターンで行えなくなってしまう。
道中で《小さき赤き竜・ビィ》+《ソウルコンバージョン》を通ってそれを《デッドソウルテイカー》に観測させるなどの方法でリーサルターンのPPを節約し、なるべく5PP帯での安定したリーサルを目指したい。
《百鬼夜行》で食えるのも便利。というか基本は食わせる。
《霊体の侵入》
即時打点と進化数稼ぎを兼ね備えてくれる。強いよカフェ~。
葬送していれば勝手に墓地は溜まるし、このデッキではここ以外にネクロマンスを使わないから墓地のことはあまり気にしなくていいよカフェ~。
採用カード紹介:その他ドロソ
《ジャーニーゴブリン》
1ターン目に出せばキャントリ。《ソウルコンバージョン》に食わせるのに最適。ざっくり言って山札を37枚にする権利。
極端に強いわけではないが、《百鬼夜行》のサーチ先を絞りながら2枚サーチを通すために1と書いてあるニュートラル・フォロワーを大量に取る必要があり、その中では一番マシだった。
初手に引きたく、余ったら《百鬼夜行》で食べればいいので3。
《ツインシスター・アスカ&シオリ》
生きた《天使の恩寵》。とにかく生きているおかげで葬送や《ソウルコンバージョン》に巻き込めるのがありがたく、都合よく1/1で《百鬼夜行》にも対応している。
強いは強く山回し性能も高いが、先手であまりにも重く、引いたカードをそのまま葬送に飲ませる動きを取りづらいため2。
《ジャーニーゴブリン》と逆も試したけど、《ジャーニーゴブリン》は《ソウルコンバージョン》用に何枚出してもよくて、逆にこちらはゲーム中に1回出すか出さないかなのでこちらを控えめにするのが使いやすかった。
《ソウルコンバージョン》《枕元の不吉》
同じカード。空いた枠にありたっけ積んだ。《ツインシスター・アスカ&シオリ》を減らして5枚目を取ってもいいかもしれない。
ネクロマンサーの基本ドロソとして強いのもさることながら、何より《デッドメタルスター》を自殺させることで追加9点を用意できるのがとてつもなく強力。
ドロソ兼コンボパーツであり何百万枚でも欲しいと見せかけて、葬送できず食べたいフォロワーはだいたい《百鬼夜行》と食い合うため、大量にあるとそれはそれで困る。葬送できる方の《ネクロコンバーション》こと《イグジストソード・ギルト》は《スケルトンレイダー》とコストがかぶっているので論外。
マリガンガイド
《デッドソウルテイカー》《百鬼夜行》《ジャーニーゴブリン》以外は全マリガン。
ないと勝てないという意味では「コンセプトカード」3つはパッと見等価なのだが、
《デッドソウルテイカー》はあればあっただけ打点に直結するが疾走群は1枚墓地に置ければいい
《小さき赤き竜・ビィ》→《ブルーミングダンサー》→《ソウルコンバージョン》で山を回すルートがあり、その時に《デッドソウルテイカー》が進化を目視してないともったいない
などの理由から《デッドソウルテイカー》を優先して持ちたく、《百鬼夜行》を広々使うためにコンセプトカード2種キープは許容できないのでこのマリガン基準。
最後に
エイラなんて使ってる場合じゃねえ!
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