【遊戯王】今本当に作るべき「手札誘発」5選【マスターデュエル】(記録 2022/01/25)
すっげー……こんな数字初めて見た……。
味をしめたので今日も遊戯王の話をします。
今日のテーマは「手札誘発」です。
昨今、Twitterのマスターデュエル界隈(身内だとアーリーアクセス段階のゲームに対する言説は「新書」と呼ばれる)では、
「まずは《灰流うらら》と《増殖するG》を3枚作ろう!」
「《墓穴の指名者》も作ろう!」
「誘発より先に安い汎用罠を作ろう!」
などの言説がよく見受けられます。
なるほど。汎用性の高い《灰流うらら》と《増殖するG》、更に誘発合戦で優位に立てる《墓穴の指名者》。
マスターデュエルの仕様上「より多くのデッキに入るカードを生成するほどコスパがいい」ので、入らないデッキを探す方が難しい《灰流うらら》《増殖するG》、展開型デッキならまず採用される《墓穴の指名者》を先に作るのは非常に理に適っています。
適っていますね。
現役遊戯王プレイヤーの私に言わせればですが、
ちゃんちゃらおかしいです。
まず一度目的を整理しましょう。
あなた達が手札誘発を使う理由はなんですか。
「デュエルに勝ちたいから」?
「より完成されたデッキを使いたいから」?
違うでしょう。
コイントス勝ってイキり散らかしてる対戦相手の顔を真っ赤にしたいからでしょう。
そこで今回は、現役プレイヤーの私が考える「使われたら対戦相手の回線を伝って致命的なウイルスを10セットくらい流し込み親兄弟全員のPCを破壊したくなる手札誘発」をランキング形式で紹介します。
皆さんもぜひ貴重なCPを一時の快楽に費やし後悔しましょう。
5位:《アーティファクト-ロンギヌス》
主に刺さるデッキ:【サンダー・ドラゴン】【電脳堺】【鉄獣戦線】
除外を活用するデッキを強烈に咎めることができる手札誘発です。
《灰流うらら》などの誘発と異なりターンそのものを締め付けるため、使用すれば1ターンをまるまる稼ぐことができるのが利点です。
しかし「コストで除外」に対応するためには相手が「除外の準備をした」タイミングで発動する必要があり、「カードを消耗した」タイミングを狙うことができないため、このカード1枚で相手のリソースを枯らすことは難しいです。
何より割とOCG環境にもいるカードのため意識している/打たれたら仕方ないと割り切っている相手も多く、ターン購入性能は高いながらもカード・アドバンテージとざまあ・アドバンテージを失いやすいタイプの手札誘発と言えるでしょう。
ざまあ・アドバンテージですか?
対戦相手の顔が真っ赤になることでその日食べる白いご飯にどれだけ味がつくかを示すカード評価基準ですが、何か?
OCGだと常識なんだけどなあ……。
【エルドリッチ】にも効くけどガン伏せ自体を咎められないので微妙。
4位:《レッド・リブート》
主に刺さるデッキ:【エルドリッチ】【オルターガイスト】【ドラゴンメイド】
2枚目の《ハーピィの羽根帚》、ガン伏せへの決戦兵器です。
効果は強力ですがそれゆえに本ランキング内で唯一の制限カードであり、メリット・デメリット二つの側面を持ちます。
デメリットとしてはやはりドローできる確率の低さが挙げられます。《ハーピィの羽根帚》と同時に積んでもまだ2枚と《灰流うらら》を引く確率より低く、「このカードを積んだからエルドリッチ対策はバッチリだ!」と言えるほど信頼を寄せられるカードとは言えないのが実情です。
その分たまたま引けて発動できた時のざまあ・アドバンテージは非常に高く、運だけのカス野郎であるところのあなたに温まり散らかした対戦相手のニンテンドースイッチがどんな無様な姿になるかは想像に難くないです。
即ち、このカードは僅かUR30CPで対戦相手の3万円を除去できる可能性を持つ、マネー・アドバンテージに非常に優れたカードと言えるのです。作らない理由がないですね。
3位:《ラーの翼神竜-球体形》
主に刺さるデッキ:【竜輝巧】【アダマシア】【幻影騎士団】
遊戯王でも最強の貫通力を持つ「相手のモンスターをリリースしてアドバンス召喚」組の中でも最もリリース数の多いカードです。
展開型デッキがチョーシ乗って作った最強盤面を破壊するために使用します。これケアのために昔はわざわざ《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》の属性変更効果を《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》で無効にして場を減らしたりしたんだよ。
「リリース数が多い」ということは腐る場面が多いということでもありますが、その分ぶっ刺さった時のざまあ・アドバンテージはイラストの手抜き感も込みで他の追随を許しません。
何より素晴らしいのが先手だと全く機能しない点で、これにより対戦相手の「そのデッキ先手だと何やるんだよ!」というキレを誘発することができ、今夜の白米がとてもおいしくなります。対戦相手の降格をオカズにすれば粟だって銀シャリよ。
2位:《浮幽さくら》
主に刺さるデッキ:【プランキッズ】【転生炎獣】【ドラゴンメイド】
EXデッキを使わないデッキのみが装備できる必殺兵器です。
自分のEXデッキにあらゆるデッキのキーカードを投入することで、自分の展開力を犠牲に対戦相手の展開プランをズタボロにできます。
【エルドリッチ】【ドラゴンメイド】のようにEXTがほぼ飾りのデッキなら嫌がらせで積んでおくと対戦相手の脳の血管を好きなだけ破壊できます。
こちらが先手の時に腐りやすい、【電脳堺】のようにEXのモンスターが多種多様な選択肢を持つデッキ相手にはあまり刺さらないなどの欠点を持ちますが、それを差っ引いても高いざまあ・アドバンテージを持つカードです。
参考として私がマスターデュエル環境で《浮幽さくら》を使うとしたらの、汎用的なEXモンスター・展開の過程でこれを抜かれると再起不能になりうるEXモンスターだけを詰めたEXデッキのリストを置いておくので、これを参考に自分だけの憎しみを込めてEXデッキを構築しような。
1位:《ディメンション・アトラクター》
主に刺さるデッキ:【幻影騎士団】【シャドール】【鉄獣戦線】
断言します。遊戯王史上で最もタチの悪い手札誘発です。
条件こそ(やたら)厳しいものの、発動に成功すれば「後手0ターン目で発動できる《マクロコスモス》」と、タダでさえざまあ・アドバンテージの高い《マクロコスモス》を無から発動できるという尋常でないオーバースペックカードです。仮に遊戯王がざまあ・アドバンテージを稼ぐ競技なら禁止だと思う。
《増殖するG》で引き込んでも使えない、使用すると自分も一切墓地を使えなくなるなどのデメリットが重くまともなデッキでは運用できませんが、その癖の強さとざまあ・アドバンテージは最高峰と言っていいでしょう。
十二獣で電脳堺の効果にチェーンしてこれ打った時……気持ちよかったなあ……。今でもアレ思い出すだけで白飯2杯いけるよ……。
ここに書いてあるカードを13枚積んだデッキでプラ1に行ったらご報告ください。そんな最悪人間はスパブロするから。
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