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「そんなこと言ったっけ?」と言うおとぼけ上司の対処法

「自分の発言に責任を持ちなさい!」
「責任をもって最後までやり遂げなさい!」

親・上司・先輩から言われたことはありませんか?
”責任”って、とても便利で曖昧な言葉ですよね。

部下に対しての責任、組織の売上を背負う責任など、
上司は、さまざまな責任を背負う立場と言えますよね。

「言ったことを忘れる」
「言ったことを忘れたふりをする」
そんな上司に悩んでいるかたも多いのではないでしょうか。

■(事例1)クレーム対応で…

お客様対応でクレームが発生したときのことです。
お客様対応に困り上司に判断を仰ぎました。

上司「〇〇〇で対応して!」
部下「〇〇〇の方向ですね?わかりました!」
改めてお客様の対応に向いましたが、
結果的に収束せず改めて上司に相談を行いました。

部下「〇〇〇で納得してもらえずにお客様がお怒りです…」
上司「ん? 俺、そんな対応しろって言ったっけ?」

困って相談している部下に対して心無い言葉です。
クレームが解決していたら、
「なんかあったら相談して来いよ!」
偉そうに言ってくることは容易に想像がつきますね。

■(事例2)賞与面談で…

地道に営業を続けた結果、努力が実り、
大きな仕事を獲得できた営業マン(A)の話です。

・夏季賞与査定時

上司「A君の実績は素晴らしい。夏季賞与は据え置きだけど、新しい仕事の分は冬季賞与に"どかっと"反映させるから期待しておいて!」
そんなことを言われたら、冬季賞与は期待以外になにもありませんよね。

・冬季賞与査定時

上司「冬季賞与は"気持ち"増やしているから!これからも頑張ろう!」
賞与支給明細を確認すると、本当に"気持ち"の昇給でした。

A「あの…新規事業を獲得した分の反映は…」
上司「俺、そんなこと言ったっけ?」

給与や賞与のことは上司に言いにくいですよね。
勇気をもって聞きましたが、忘れたふりをされてしまいました。

”気持ち”しか上がらなかったことへの不満ではなく、
"期待した分の裏切られた気持ち”が大きいですよね。

■発言に責任を持たない上司の2つの対処法

①メモを取る → 読み上げる

会議や面談などで上司が言ったことをしっかりとメモしましょう。
メモをとることも大切ですが、それだけでは効果は薄いため、
「最後にメモしたことを確認として読み上げる」ことが効果的です。

メモをとられているだけで上司は余計なことを言いにくくなります。
「本日お伝えいただいたことは、〇〇が△△ってことでいいですよね?」
読み上げられると、ニュアンスの訂正を行ってくることもあります。
解釈の違いを埋めるためには、効果的な手法です。

言ったことを忘れる上司への対策を行っているだけですが、
メモをとっているだけで「いい社員だな!」と感心されるかもしれません。

②ICレコーダーなどを携行する

ICレコーダーやスマートフォンのボイスメモの機能の活用は効果的です。
ICレコーダーも小型に作られているアイテムが多いため、
上司に気づかれることがなく、会話の録音ができます。

録音している状態での会話は、
自分が話すのも少し緊張を感じるかもしれませんね。

会話を録音することは、決して気持ちがいいものではなく、
少しだけ悪い気持ちになってしまう人もいるかもしれません。

■悩んでいる方へ

"言ったことを忘れることへの不満"
"言ったことを忘れたふりをすることへの不満"

そんな不満を抱えているあなたは、
仕事に対しての意識が高いためにもつ不満だと思います。
あなたの後輩もあなたと同じ悩みを抱えているかもしれません。

言葉は消えてなくなってしまいますが、
形に残しておえば、いずれ何かに使うことができるかもしれません。

まずは最大限の予防策を講じていくことが一番の対策です。


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