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2019年5月 令和を生き生きと過ごせますように

 春夏秋冬亀成園便りの5作目です。三重県松阪市飯高町での自給率の高い暮らしをする小さな自然養鶏農園からの季節レターをお楽しみください。 

【亀成園便りここから】夏も近付く八十八夜の季節となり、亀成園の茶畑も眩しい黄緑の新葉で溢れています。あちこちで田植えも始まり、目にも優しく過ごしやすい初夏の訪れを感じますね。お茶作りや学校行事などに追われてしまいますが、美しい緑や花も見逃さずにいたいです。飯高町の隣の飯南町は茶畑が有名ですが、区画いっぱいにルピナスを咲かせてある場所もあり、見頃を迎えています。子供たちにはかくれんぼにもいい場所みたいです。

 お茶作りももう5年目になります。摘みたてを蒸して、もみながら乾かすという作業を、いい香りに包まれて楽しんでおりますが、釜炒りにするほうが味も出やすいことに気付きました。きれいな色も出したいし、まだまだ試行錯誤と発見ばかりです。

 3月末に生まれたヒヨコがすっかり大きくなりました。まだ鳴き声は「ピヨピヨ」ですが、トサカも出てきて日に日に大きくなっています。この子は茶色いので多分めんどりなので、このまま順調に育ってくれたらと願っています。
 前回生まれたヒヨコは7羽中5羽が色が白くてどうも雄でした。ヒヨコのうちはどれも可愛いですが、育ってくると価値に違いが出てきてしまうので、次回は雌の割合が増えてほしいなと、これまた試行錯誤しています。

 新緑の美しい季節なので、亀成園から車で10分、ハイキング2時間程度の、宮ノ谷という景勝地にある滝をご紹介します。登山道が整備されたおかげでやっと行けるようになりました。滝好きな私としても、日本の数ある有名な滝にも引けを取らない見事な眺めだと、飯高町への地域愛をまた深める機会になりました。

【お便りここまで】
お茶とヒヨコと地域散策と。もう毎年のことですが、捉え方や惹かれる場所が少しずつ変わっていくので振り返るのは面白い発見です。
さてこのときの雌雄の区別はあとでどうも間違いだったとわかり、まだまだ何もわかっていないことが判明しました。結果的に雌が4羽いたので卵屋さんとしてはよかったのですが、先入観がなければトサカの時点で気付くことができたのでしょう。わかっていそうでわかっちゃいないことが、この時も今もほとんどです。それでも少しずつの試行錯誤が、伝えるに足る話になっているとよいのですが。

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