【そそ】仮面浪人するか迷っている君へ

 私は前期京大に落ちてから絶望していた。高1の頃から行きたかった大学だったので、なかなか受け入れることができなかった。何もかも嫌で部屋の中に閉じこもっていた。どうせ香川大学なんか受かっても行かないし、受かるかもわからない後期試験なんか受けるだけ無駄だと思っていたが親に引きずり出されるように香川へ向かった。今ではこの時の親の判断は正しかったように思う。同じような境遇の人が読んでいる人の中にいたら後期試験は気が乗らなくても受験することを強く勧める。落ちてしまったら恥ずかしさとか、惨めな気持ちが残るだけかもしれないが、それも受け止めて先に進もう。タレントの武井壮さんの言葉を借りると、「失敗してへこたれていたら、成功した奴には一生勝てない」。

 まぁ、あと、第一志望じゃない大学でも受かれば単純に嬉しいし、気持ちも楽になる。
 志望していたのと違う大学に進学した場合はまず、その大学に馴染むことを考えた方が良いと思う。仮面浪人は卑怯、というかある意味かっこ悪いことだと思う。今の環境が求めていたのと違っていても、元の希望に固執せず、腐らず力を発揮できる人の方が絶対にエライ。大学に入ったら、勉強が出来るとか出来ない以外に、人付き合いの上手さとか、趣味を持ってるとか、いっぱい働いてお金稼ぐとか、いくらでも「自己表現」のやり方はあります。京大に受かって仮面浪人時代を振り返ると、かつての自分を、哀れだな、とか不器用だなと思えるが、仮面している当時はそういう考えになれなかった。「配られたカードを最大限に利用する」という生き方に気づけたという点では仮面浪人してよかったのかもしれないが、正直、仮面浪人をこれからしようとする人にどういうアドバイスをするのが適切かわからない。という点を踏まえたうえで…

 するかしないかの選択肢が自分の中に出てきている時点で、するべきだと思う。ただし、仮面に成功、失敗した時のことをよく考えておくこと。私の場合は、受かれば京医進学(2浪)、落ちれば、香川で進級、そのまま卒業するという感じだった。どっちの道に進んだとしても絶対後悔しない自信があったので、気持ちにブレがなかった。その辺の余裕があったからこそ合格したんじゃないかとさえ、思う。本当の自分の気持ちと向き合いましょう。何をしても、他人はヤイヤイ言ってくる(ように思える)が、あなたの人生です。あなたの中にだけ答えはあります。

→【親や友人との付き合い方】
https://note.com/kamen_to_kyoto/n/na5219b3b55e2
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