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16歳息子をフィリピン留学に送り出すまでの話④

寮の申し込み書類には、本人も書く欄がたくさんあった。
あなたはどんな人ですか?ということで、性格やこれまでの経験。寮生活に期待することなど。
語学学校の合間で本人が書いた。

寮のポリシーや規則などもしっかり書かれていて、ひと通り読んだ。けっこう細かいのね。

予約の段階から、寮のオフィスだけは返信が早く何かと安心だった。案の定、申し込み書類をメールで送った後もすぐに返事をくれて、それだけでうれしい!

学校とのやりとりは、保護者さんがしてくれて「21日にそっちに着くから、その日の午後に行きます」ということで話がまとまる。

あとは持っていくものの準備!
と、気が抜けたのか、夜遊びしたからか、出発4日前から体調が微妙になる、、
頭痛が続く、喉が変、熱はないが微熱っぽい時もある。
もしも発熱したら、サーモグラフィーとかで引っかかって飛行機乗れないとかあるかも?!でも大事を取って仕事休んだら迷惑かける、、と、
とにかく全ての神様とご先祖さまと守護霊とか宇宙パワーとかありとあらゆるものに祈りながら乗り越えようと必死だった(隠喩ね)。

出発の便は深夜。
その日も仕事を16時までして帰宅する途中、
世界的システム障害の影響で、マニラ→ドゥマゲテ間の飛行機が飛ばずにマニラの空港で缶詰め状態だという情報が、、、!

えぇーーーーとあちこち情報を探しても、あまり見つからない。体調が万全でもないのに、空港で一晩とかムリ、、、
いっそ数日ずらした方がいいのか?!
いやでも、そうするとオリエンテーションに間に合わない、、
と、家でふぅふぅ悩んでいたら、外は近年稀に見るひどい雷。
なんか熱も上がってる気がする、、、

息子はと言うと、前々から取っていたライブのチケットが出発の日の夜にあって、もう横浜へ行っている。
わたしはなんか疲れてる。

出発が明日から明後日になってくれたら楽かも。
と弱気になって息子にLINEで相談したら、
オリエンテーション開始に間に合わないのは気持ち的に不安だからマニラまでは行こうよ、と。

航空会社は繋がらず、羽田空港に電話する。予定してる便はマニラへは予定通り飛ぶとのこと。その先は航空会社に聞いてもらわないとだけど、システム障害はもう復旧してると言う。

弱気になって寝込む気満々だったが、気を取り直してそのまま決行する方向に!
なんやかんや時間は迫っていたけど、数十分集中して身体を横にして休む。頼む、熱だけは上がらないで!最悪ロキソニンで下げて通過するけど!

そんな感じで祈りは通じて、平熱プラスαくらいで出発。
羽田で荷物預けたりしているうちにみるみる解熱していく体感があった。そう、祈りは通じるんです。

送ってくれた義理母と仕事場から見送りに来た夫と牛丼を食べ、バタバタと出発ゲートへ。
フィリピンエアラインは優秀で、ターミナル移動のある乗り継ぎもスムーズに案内してくれるし、
座席に画面付いてるし、
こんな深夜に食事頼む人ってどういう、、?とコソコソ話してたら、自分たちにも食事が付いててびっくりしたし、

デザートはもみじ饅頭


マニラ→ドゥマゲテ間で出たクッキーが今年1番美味しかったし、
とにかく飛行機に乗ってからはスムーズに到着したのでした。
ほとんど寝れてなかったけどね。

シーソルトキャラメルクッキー最高だった


ほんとに日本より暑くない

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