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『ダンガンロンパ』製作陣の新作『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』ストーリー予想・考察など

ついに『ダンガンロンパ』『レインコード』の小高氏と『極限脱出』『AI:ソムニウムファイル』の打越氏がタッグを組んだ新作『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』が発表されました!!!!両氏のいいとこどりな作品に仕上がっていれば神ゲー間違いなしです。

本Noteではトレイラー、ストアページ、ホームページの情報などを元に気になった点や予想などをまとめておきたいと思います。なお、筆者の両氏の作品のプレイ歴は『ダンガンロンパ』全シリーズ、『レインコード』、『極限脱出』全シリーズ、『AI:ソムニウムファイル』全シリーズ。噂に聞く『Ever17』もやってみたいけどプレイ環境が……。Steam移植お願いします。



● 各キャラの顔合わせシーン

Steamストアページより

Steamストアページで確認できるこのGIF。台詞などから学生たちが学園にやってきた直後の場面と推測できます。全部で9人のキャラクター(主人公を入れて10人?)が登場しています。

ここで、特筆しておきたいのはデータを読み込むような演出で部屋が形成されキャラクターが出現している点。キャラクターたちも突然この空間に移動してきたかのような反応を示しています。

「この世界は実は仮想空間」「超技術によるワープ」「意識を失っている間に連れてこられただけでエフェクトはただの演出」などの可能性を考えることができます。(読み込むようなエフェクトはこの場面限定ではなくゲーム全体で用いられるようなので一番最後の可能性が高いかも)

● 食堂のデザイン

トレイラーよりキャプチャー

続いて食堂の場面です。いかにも『ダンガンロンパ』な金庫が嫌でも目に入るデザイン。表示を見る限り冷蔵庫のようですが、100日間暮らせるだけの食糧が確保されているということでしょうか。1DAYの午後となっているので自己紹介を済ませて校舎の施設を見て回っている場面な感じ。『ダンガンロンパ』で食堂と言えば……みんなの集会所として使われそうです。

● 戦闘前らしきカットシーン①

Steamストアページより

続いて、グラウンドのような場所で戦闘前のカットシーン。巨大な鎌や剣、空中に浮かんだナイフなど様々な武器を確認できます。我駆力刀(がくりょくとう)の形は人によって異なるのでしょう。

また、左端に緑色の何かを被ったキャラクターが映り込んでいます。公式サイトのキャラクター集合絵で確認できる後ろ姿を見るに、顔が完全に隠れるような何かを被っている可能性も。打越氏…顔を隠したキャラ…素顔が気になるところです。

ホームページより
『刻のジレンマ』より

● 戦闘前らしきカットシーン②

トレイラーよりキャプチャー

同じ場所のカットシーンはトレイラー内でもう1種類確認できます。ここでは学生の1人が主人公たちの前に吹っ飛ばされ横たわります。「避けられない仲間の犠牲」と不穏なナレーションも入っていますが、殺されてしまったのでしょうか。

カットシーン①とはキャラの立ち位置が異なるので、直接つながっている映像かどうかは不明。強いて言うならば武器を取り出していない②の方が時系列的には前に当たるのかもしれません。犠牲者が出てようやく事の重大さを理解し戦闘態勢に……というお決まりパターン。

そう仮定するとこのキャラクターは服装や髪の長さ、カットシーン①で登場しているかどうかなどの点から、この2人のどちらかであるように思われます。次点で集合絵中央奥の帯刀キャラ…だけどこれだけ髪が長ければ映り込みそうな気もします。

ホームページより

● 侵攻生とは

最終防衛学園を襲撃する侵攻生ですが、このマスコットキャラのようなクリーチャーたちだけのことを指すのでしょうか。トレイラーには異質なデザインの巨大クリーチャーも登場していましたがどうも黒幕というような見た目ではありません。

侵攻"生"というからには生徒、すなわち人間のキャラクターがその背後に存在しているように感じます。実際、ティーザー映像には明らかに敵サイドのように見える人型のキャラクターが登場し、首を搔き切る仕草と共に血が噴き出す演出が見られました。

ティーザー映像よりキャプチャー

● 血を纏う演出

上記の画像を紹介したついでに血を纏う演出についても考察しておきます。血のようなエフェクトは上記の画像以外にも、巨大な敵キャラが出現したとき、主人公が武器を召喚したときにも確認できます。

トレイラーよりキャプチャー

纏った血を吹き飛ばすような演出と共に登場するこの敵キャラクターですが、骨っぽいと言えなくもないデザインで先ほどの人型の敵と雰囲気が似ています。そのため、人型の敵が血を流すことで巨大な怪物のような姿に変身するのではないかと予想しました。「進撃の巨人」みたいな話ですが。

ティーザー映像よりキャプチャー

血を纏う演出は主人公が武器「我駆力刀(がくりょくとう)」を取り出すときにも確認できます。血が「我駆力(がくりょく)」の源なのでしょうか。真相はともかく、「我」を「駆」動させる「力」の象徴が血液であるというのはしっくりくるような気がします。

なお、英語版で我駆力に該当する言葉は「Hemoanima」。Hemoglobin(ヘモグロビン)とanima(生命/魂)を組み合わせた造語ではないかとみられており、血液との関係性を強く意識させる言葉になっています。

さらに、敵キャラクターの周りにも血液のエフェクトが見られるので、「我駆力」あるいはそれに準ずる何かを敵側も所持しているのでしょう。また、生徒の1人が乗っているバイクも前述の敵たちと同じ骨を意識したデザインである点を踏まえると、「血液」と「骨」は両陣営共に関係が深いモチーフであると予想できます。

トレイラーよりキャプチャー

● 早期退場キャラは居る?

この2人の作品…特に小高氏の作品において、ゲーム冒頭で死んでしまう早期退場キャラはあるあるです。特にカットシーン②で倒れているキャラなんかはかなり怪しいですが、本当に死んでいるのかはっきりとは分かりません。

とはいえ、早期脱落キャラが居るかどうかの判断材料になりそうな要素はもう一つあるのでご紹介しておきます。それは先ほど紹介した食堂の場面。中央に大きなテーブルと椅子が並んでいますが、よく見ると椅子は14脚しかないように見えます。

ティーザー映像よりキャプチャー

右側は間違いなく7脚。左側は画質的に判別が難しいですが、座面は7つだけのように見えます。しかし、学園に集められた生徒の総数は15人……。これは1人がすぐにいなくなってしまうことを示唆してるのかもしれません。

もちろん、「このテーブル以外にも椅子はあるのでここに全員が座ることはない」「だれか一人が常に立たされる」「本来学園で暮らすのは14人の予定だったが、何らかの理由で15人に増えた」など可能性も考えられます。

● 幼馴染「カルア」の安否

主人公の幼馴染のカルアはゲーム冒頭でクリーチャーに囲まれてしまいます。その窮地を脱するために主人公が力を手に入れ、チュートリアル戦闘がスタートする様子。だとするとここで倒れているカルアは無事に救い出せたのか、それとも間に合わなかったという流れになるのかどちらなのでしょうか。

トレイラーよりキャプチャー

集合絵をパッと見ただけではカルアらしきキャラクターは見当たりませんが、カルアではないかと睨んでいるキャラクターが一人存在します。それがこの人物。

ホームページより

1人だけ制服の色が異なり、背中には10もしくはiOと書かれた何かが取り付けられています。また、肩や腰、後頭部にも器具のようなものを確認できます。

このキャラクターをカルアだと考えている理由は消去法と黒いカチューシャ、そして髪色です。

トレイラーよりキャプチャー

もしもこの人物がカルアだとするならば、1人だけ服装や装備が異なる理由は、「ゲーム冒頭の襲撃で命は助かったものの大けがをしてしまい、生命維持用の特別な装備が必要になった」という形で説明できます。

● 「極限×絶望の100エンディング」の真意

蓋を開けてみると大半が微妙な差分でしたというオチでないのであれば、とんでもない量です。個人的にマルチエンディングありきの打越氏のシナリオは大好物なので、この作品ではどんな仕掛けが盛り込まれているのか非常に期待しています。

もしも本当に作り込まれた100個のエンディングが存在するのであれば、いくつかのパターンが考えられます。

  1. 各キャラとの関係や死亡したキャラ、道中の選択などでルートが分岐していき、100個のうちどれかのエンディングを迎えてゲームクリアという文字通り100種類のエンディングパターン。

  2. エンディングを見ることがゲーム進行のフラグとなっており、真エンド(ゲームクリア)にたどり着くには他のエンディングを経由しなければならないという形の、広い視野で見ると実質エンディングは1つだけパターン。

1だとすると、周回プレイをする人以外は残り99個のエンディングを見ることなくゲームを終えてしまうので、開発リソースの割き方として流石に非効率すぎる気がします。また、全エンディングを見たい熱心なファンは100周しなければならないというのは余りにも大変な設計です。(それ全部コミで「クレイジーな作品」ということなのかもしれませんが)

では2の場合はどうなのか、いろいろなエンディングを巡って情報の断片を繋ぎ合わせて真エンドに到達する…というのは打越氏の十八番ですが、これを100個のエンディングでやろうとするととてつもなく長い作品になるか、数十分おきにエンディングを迎えるような作品になってしまいます。

そのため、真エンドのために複数のエンディングを見る必要があるとしても、エンディング1~10のどれか1つ、エンディング11~20のどれか1つ……というような形でフラグが設定されると予想しています。

このような形のシステムならば、配信等でのネタバレ制限の緩和を検討しているというファミ通インタビューの情報にも合点がいきます。プレイする人によって目にするエンディングが変わってくるので。

とはいえ、タイトルにも冠するレベルの「100」推しをこんな小手先のごまかしで終わらせるような気はしないし、過去作を凌駕するような驚きに繋がるかは微妙なので、思いもよらない仕掛けになっていることを期待したいです!


まだまだ語りたいことはありますがこの辺りで一区切りに。新情報の公開ペースにもよりますが、現時点で判明しているキャラクター情報まとめも作るかもしれないです。

素人の予想なので、前提からおかしかったり妄想じみていたりする箇所があったかもしれませんが、温かい目でご覧いただけると幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました!

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