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水の荒ぶる御霊が生み出したラグーン(砂州)都市、大阪

#水害対策 、#ラグーン都市大阪市、#自らを島となせ、#五十島祭り、#国産み神話の都市

昨夜から、大雨警戒アラートが頻繁に、スマホに表示されます。


大阪市は、聖徳太子の時代、まだ大部分が海でした。四天王寺の東、上町台地と生駒山の間は広大な汽水湖であり、大和川が運んでくる土砂で河内平野が生み出されていました。

四天王寺の西はすぐに海が見渡され、平安時代には、海に沈む太陽を礼拝する日想観(ジッソウカン)が盛んになります。

巨大なくらげが浮き上がるように、ラグーン(砂州)が形成される、まさに国産みの現場でした。天皇は毎年、難波におもむき、国産みの自然のエネルギーを礼拝する、五十(いそ)島祭りを行いました。

水のエネルギーが生み出したのが、大阪市でした。

お釈迦様は、自らを島となせ、と教えられました。あるいは、サイの角のごとくひとり歩め、とも。自ら真理を求めるものに、よって立つ島が形成される。

古代人の祈りのなか、産み出されてきた、津の国大阪市。

時に、水の荒ぶる力は、人々をほんろうします。

古代人の祈りを忘れてはなりません。私たちの暮らすこの地は、魂の故郷なのです。


寺田寅彦の名言、災害は忘れたころにやってくる。水防碑は、桜ノ宮橋、通称銀橋のたもとにあります。

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