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胸を張ってできる仕事 #とは

どうも、仮名です。
随分暖かくなってきましたね。最近二日に一回は夜通し起きて作業をして、次の日死んだように眠る毎日です。まだ更新していない話を進めるのに必死なのと、とっても楽しくて寝るタイミングを逃す日々です。
さて、ちょっと久しぶりに更新するので、お題企画をお借りしようと思います。

▽▽▽

現在はコロナ畜生のせいで収入は一気になくなりましたが、そもそも生計を立てるための仕事はたった一つしかありません。
先日Twitterでも暴露しましたが、キャバクラで働く、ただのキャバ嬢です。

先日どころか三月の話でしたね。つい先月ほどの話かと思ってました。w
そんなわけで、私の仕事はお客様にお酒を注いで、楽しく飲んで、お客様のストレスを少しでも和らげる。そんなお仕事です。


世間一般的には、あまりいいイメージはないんでしょうけど
最近のキャバ嬢はYouTube活動などもされているので、いくらかイメージの払拭はできているのではないでしょうか。

私が生きているのは完璧な売り上げ至上主義の現場で、作家としては生計を立てられていません。
随分昔にちょろちょろとライターもどきみたいなこともしていましたが、今ではそれも手に付けていません。それがなぜか、というお話はまた別の機会に。

どうしてキャバ嬢として生きようと思ったのか

きっかけは店長を任されていたバーをやめたとき、友人が誘ってくれたからでした。その時は軽い気持ちだったのをよく覚えています。
キャバクラ経験は今お世話になっている店舗が二店目で、まあうまくやっていけるでしょ。なんて思っていました。

その頃はすでに実家も出ていたし、なんならお昼に別の仕事にも就いていたので、自由に使えるお金を増やすために頑張るぞ!
なんて思っていたのですが、諸般の事情でお昼に働いていた会社を辞めて、若干の期間引きこもっていました。
底に落ちるだけ落ちた私を拾い上げてくれたのは、今のお店に誘ってくれた友人でした。

そんな引きこもり期間を経て、ようやく復帰できたのはお日様の当たらない夜の時間だけでした。
引きこもった原因としては対人関係が中心にあって、どうしても人の目が気になって出られなくなってしまいました。
そこで「揉めた人物はそんな場所には来ない!」「騙されたと思って一回お店おいで!」と言ってくれたおかげで、社会復帰を夜の時間帯のみで果たしました。

そんなわけでキャバ嬢として働き始めて二年。キャバ嬢として一本立ちして一年になりました。
六月の就業記念に、と源氏名に名字を付けようと店長たちと騒ぎながら決めた矢先に、今の現状に突入したというわけです。

胸を張ってキャバ嬢と言える訳

キャバ嬢として一本立ちしました!
と胸を張って言えるようになったのは、本当にここ最近のことです。
なぜかというと、ありがたいことに店内ランキングのTOP3を維持できるようになったからです。

もちろん私だけの力ではありません。
たくさんの嬢たちや、お店のスタッフ。どうしようもない私を応援してくださっているお客様がいてこそ、成り立っているものです。それだけはしっかりと胸に秘めて今も生きています。

私の生活の一部には、やっぱり『キャバ嬢』としての私もいて
仮名というペンネームとしての私。キャバ嬢としての私。本名としての私。
それぞれの私が重なって、今があるのだなあと上位に入るようになってからひしひしと感じるようになりました。

最初は職業不明の女子と名乗って、いろんなことにトライしていた私ですが
現在はカクヨムさんで連載をしたり、ちまちまと公募ガイドに乗っている詩やショートショートなどを書いたりして
改めて私を育ててきた文章と向き合っています。

昔から何かに秀でたわけでもなければ、何かの才能を開花させた訳でもありませんが、数字という確固たる結果が私の胸をしゃんと張らせてくれたのです。
そういった経緯があり、キャバクラで働いています。と言えるようになったのです。

△△△

つまるところ、自分の今やっていることが、何も間違っていないと思っているのです。
お金を稼ぐプロセスが、誰にも話せないことならいざしれず。
別段やましいこともしていないのに、隠す必要があるんですか? と昔の自分に問いたい。
そしたら昔の自分はこう言うでしょう。

だって売れないキャバ嬢だし

そんなことないよ、昔の私。今は引きこもってても、ちょっとしたらびっくりするくらい自分に自信が持てるようになって、口が裂けても売れないなんて言えなくなってるから。
そんなことは死んでも言ってはいけないのです。私を応援してくれている人がいる限りは。

というわけで今回はいつもよりもかなり長めでお送りしました。
では、また。

仮名(かめい)24歳。
趣味が高じて小説家の道へ進む。なんの変哲もない永遠の女子。
誰かの心に届くような文章を心がけています。
Twitter → @kamei_tyan
カクヨム → 「おやすみ、死にたがり」連載中
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896345037

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