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魔法の板
誰が考えついたのでしょうか。アーチェリーの道具の中で、唯一の「魔法」です。考えたのはアメリカ人のようですが、日本で使われるようになったのは、1960年代後半です。弓を始めたころ、やっと商品としての「クリッカー」が登場しましたが、最初貧しい日本のアーチャーは、プラスチック定規や金ノコや糸鋸を切って削って、作って使っていました。
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なぜ「魔法」かというと、アーチャーにとっての魔法の理由は分かるはずです。取り外せば、魔法は消え失せることから分かるはずです。ではなぜ「魔法の道具」かというと、この板切れには性能が存在しないからです。プラスチック定規も最新のカーボンクリッカーも起こる魔法は同じなのです。
もし性能があるなら、それは唯一「硬さ」です。ところが多くのアーチャーは、勘違いをしています。クリッカーは音の大きさを聞いて、リリースすると思っています。違います。魔法は感じて射つものです。以前、前でカーボンクリッカーを使っているアーチャーがいました。ところが彼の矢先を何気なく見ていると、クリッカーが硬すぎて、鳴る瞬間に矢を跳ね上げているのが見えたのです。もし性能を選ぶなら、カーボンよりプラスチック、0.25より0.20,硬いより柔らかいものを選ぶべきです。クリッカーは、音に驚いてリリースする道具ではありません。
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魔法の板が付いていません。1967年アマースフォールトでのレイ・ロジャース(USA)です。彼は偉大な世界チャンピオンであると同時に、ノークリッカー最後のチャンピオンです。
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