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Hoytとチギリ

美味そうなビールでしょう。分かるアーチャーにしか、分かりませんが。。。
ブビンガ」の1枚板のテーブルです。偶然レンジの近くの家具屋さんを覘いたら、いい板があったので、いつもの思い付きで買ってしまいました。とはいっても、ただのテーブルではありません!

この板が気に入ったのは、大きさもカタチもなんですが、
それに加えて、「割れ」が入っていました。

よく木のテーブルで、△▽2つのリボンみたいな模様に目が止まったことはありませんか。「千切り」と書いて「チギリ」と読むようですが、木は生き物のため時間が経つと動きます。そこで合わせた木なら隙間が空かないように、割れがあればそれが広がらないように、千切りを打ち込んで留めるのと、それ自体が洒落たデザインというわけです。
普通は色も大事ですが、黒檀などの硬い木を使うようです。が。今回はローズウッドです。ローズウッドと言えば、黒ホイットです。

まだ1本だけ持っていた、
黒の Hoyt 5pm です。美しいです。

赤ホイットのブビンガのテーブルに、黒ホイットのローズウッドの千切りを、無理矢理お願いしました。
ホイットは 4pm と 5pm ですが、1970年からテイクダウンの TD2 を使う1974年まで、11本のワンピースボウを使いました。

弓の方は木が貼り合わせてあるので、割れないようにリボンを取るのも大変で、
それに加えて間にグラスが入っているので、普通の工具では簡単に切り出せなかったようです。

そして、テーブルの脚もデザインしました。スタビライザーに使うカーボンロッドです。

家にあったスタビライザー用サンプルの
800 と 240 ギガパスカルのカーボンロッドです。

どうですか。美しいでしょう。ビール、何杯でも飲めるでしょ。自慢の自慢のテーブルです。

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