物語はちと不安定(まよなかめがや#10)
あいも変わらず仕事はズタボロなのだけれど
今日は少し変化があった
自分の顔つき目つきがよくなかったところから
いろいろと見透かされていたようである。
やはり人は何かと表情に出るもののようだ。
なかなか世の中というのか物事というのか
そのあたりのいろいろが
想い通りにはいかないものだなとつくづく思う。
そんななか大好きな映画モテキをこんな時間から
ちょっとだけ観ようとしてAmazon Primeを開く。
ああ主題歌が懐かしい。
まったくとち狂った雰囲気の歌だけど
一度聞いたら耳を離れず
中毒的にこの曲は素晴らしいと
ぼくは思っている。
よく足の速い人と走ったり
泳ぎの速い人と泳ぐと
いつもよりタイムがよくなるという。
実際に自分にもそんな経験がある。
そういう状況になったとき
今までにないざわめきみたいな
波風が自然と自分の心のなかで音を立てる。
やっぱり追いかけている相手には
勝てないなと結果的に思うけれど
それでも走ってる泳いでる最中は
相手の背中や足の裏を見て
なんとか追いつこうとしてしまう。
これが本能なのか潜在意識なのか知らないけれど
(本能=潜在意識?)
自然と気持ちを前に向かせ
いつもよりよいタイムが出せたりするのかもしれない。
(これを〇〇理論とかいいそうなので
おじいちゃんになった暇なお正月にでも調べたい)
安定したときには感じもしなかった
不思議なことで頭の中がうごめく。
不安定な感情を持っているのは
言わずもがな何かしら不慣れな刺激に
触れているのだろう。
この不安定さが物語をおもしろくし
厚みを持たせ彩りを醸しいい表情にする。
そう心の奥底からじんわり信じて
明日もいつかのいいタイムのために
背中や足の裏を自分なりに
追いかけようではないか。
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