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うたコラム

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#現代詩

八木幹夫さんの詩集『郵便局まで』レビュー

八木幹夫さんの詩集『郵便局まで』レビューまず言えることは、この詩集が来たとき、本がデカいと思いました。 堂々としているような本の出で立ちで、八木幹夫さんの人柄が垣間見えるようです。 それから、表紙の木の描かれ方が、独特で、思わず見入ってしまうものがありました。 その木は、p.36にある『老木の前で』から来ていると思われます。 知的なもの・壮大なもの・ユーモア・散りばめられた日常・ちょっとしたスパイス・ファンタジーetc. 八木幹夫さんの様々な世界観が、浮き彫りになっ

詩を深く考えすぎてはいませんか? 自然体に詩を書く方法

詩は論理的に書きすぎると、愛がなくなる。詩を論理的に書きすぎると、読み手にとって、詩は感じるものではなく、考えるものになってしまいます。 昨今の現代詩は、そのような傾向があるように感じます。 例えば、考えに考えたアイデアというのは、柔軟性に富んだものではなくなり、結果的に受け手に、いい印象を与えることはむずかしくなりますよね? それに似ています。 詩を書くためには、マインドフルネスが大切。詩を書くためには、心を込めて、自然体で書く必要があります。 そのために、今を生