「夢をかなえるゾウ」を読んで再認識した現実の厳しさと自分の甘さ!

「夢をかなえるゾウ」を読むと、行動することの大切さがすごくよくわかる。

「今度こそ行動しよう!」「今度こそ変わろう!」と思える。

この本を読みながらそう思っていた矢先、ガネーシャが、主人公が変われるか否かに関し、「やっぱ『期待』せんほうがええかなあ」「結局な、期待は裏切られんねん」と言い出す(274頁)。

私も主人公と同様、「期待してよ!今度こそ変わるよ!」と思った。

でもガネーシャは、続ける。

 「自分、今、興奮してるやろ。今度こそ変わるって興奮してるやろ」

 「自分はなんで興奮してんねや?」

 「どうして変われると思うんや?根拠は?」

ガネーシャのこの言葉に対して、主人公は「それは、あなたから色々なことを教えてもらったからです。」と答える。

しかし、これに対して、ガネーシャは、「ワシが教えてきたこと、実は、自分の本棚に入っている本に書いてあることなんや。ワシが教えてきたことは何の目新しさもないんやで」と言う。

ガーーーーーーーーン!!!!!!!!

ガネーシャはさらに続ける。

「自分、この本最初に読んだ時、いまと同じように興奮してたんやで。変われると思って自信持っとった。」

「この本に期待したんや。『この本なら僕を変えてくれる』そう思っとった。だから興奮したんや。『この神様なら僕を変えてくれる、どこか今までとは違う場所に連れて行ってくれる』ってな。」

さらにガーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!

そして、こう続ける。「期待は感情の借金やからなあ」

どういう意味か?

「まだ何も苦労してへんのに、成功するかもしれへんていう『高揚感』を前借りして気持ちようなってもうてんねや。でもそのうち、そんな簡単に成功でけへんという現実にぶちあたる。そんなとき、『先に気分良くなってたんやから、その分返してもらいましょ』って返済をせまられて、ヘコむことになるわな。これを繰り返すことでどんどんやる気がのうなってく。」

「そうやって、人は夢を失くてしいくんやで」

私は何も言い返せませんでした…汗汗汗

主人公は、「未来は今よりよくなるかもしれない、そういうささやかな「希望」があるから僕たちは毎日を生きていけるんじゃないのだろうか。期待は希望なんじゃないのだろうか。」と感じた。

これに対し、ガネーシャは、「自分の言うとおりや。そうやって人は生きていくねん。未来に期待して生きていくねん。期待がなくなったら、絶望してしまうからな。」「けどなあ…、期待している限り、現実を変える力は持てへんのやで」と言う。

衝撃的すぎる!汗泣

期待しちゃいけないって、じゃあ、どうすればいいの???私はそう感じながら、「嫌われる勇気」のある文章を思い出した。

「われわれは、他者を見るとき、ともすれば「自分にとっての理想像」を勝手にこしらえ、そこから引き算するように評価してしまうものです。」(211頁)

人は、人間関係において、勝手に、その人は自分の思い通りに動いてくれるだろうと期待したり、この人はこれをやってくれるだろうと期待したりし、そうならなかった時に、勝手に裏切られたと感じ、その人を嫌いになる、ということが多かれ少なかれあるような気がする。でも、こんなことしてたら、ガネーシャに、「勝手に理想像を作り上げては裏切られたと嘆き、人を嫌いになるというサイクルを繰り返していたんじゃ、本当の仲間はいつまでたってもでけへんで!」って言われそう!笑

じゃあどうすればいいの????そう思っちゃうけど、そこに答えはない気がする。すぐに答えを知りたくなっちゃう現代人の癖かな???汗

これを機に、何かに期待することをやめることを「意識」してみようかな。

そして、どうしたら変われるのか、どうしたら仲間を作れるのか、少しずつ考えていこう!!!

#夢をかなえるゾウ #嫌われる勇気



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