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徒然なるままに(20)軍隊あがりのおじいさんは怖かった

こんにちは。昨日は夏日でしたが、今日はすっかり秋めいてきました。
シルバーウィーク、4連休です。いまお墓参りの準備中です。
9月20日の #命日  に書くかどうか迷ったのですが、  #日本帝国陸軍軍人  あがりのおじいちゃんが、とても怖かったという思い出をつづろう。ほとんどが曖昧な記憶であり、父からの伝聞であります。
①筋をとおらないこと、
②約束をやぶること、
③挨拶できない、
④ごめんなさい・ありがとう言わないこと、
 
等に対して激怒しました。それは孫の自分に #承継  されています。
殴るような暴力は無いのですが、 #殺気  がすさまじい。
極限状況下を生きぬいた人間の凄みが、伝わってくるのです。受けたこちらは、動悸や悪寒、身体が硬直ところまで追い込まれます。

→ ゲーム好きの方ならば、
圧倒的なレベル差のボス戦。スキル #威圧 #いてつくはどう  で呪文無効化。
→マンガ好きの方ならば、
#ケンシロウ #フリーザー #範馬裕次郎  に対峙したような感じに喩えられます。

※誰よりも優しい、思いやりがある、他人のためには犠牲を厭わない方でした。また自分の戦争体験は家族には語らず、沈黙していました。

【いま考察してみると】※日中戦争 太平洋戦争の経験者の場合
#職業軍人  と #徴兵  とは違う。つねに「死」を覚悟して、責任をとって自死を選ぶ。
#軍人教育  を受けて、理不尽な暴力に堪えた人は違う。戦時中の価値観はいまとは全く違う。「君が代 御真影 紀元節 靖国神社 お国のため」
③陸軍と海軍との大きな違い、階級で経験も違う。とりわけ、戦地の違いが大きい。たとえば、満洲や中国、沖縄、シベリア抑留、南方の島々における #玉砕  経験者など、戦時の状況と地域や戦線の違いが出てくる。
④戦友を見殺しにしたり、敵兵のこと、現地調達の命令など、戦争の不条理さを体験したこと。戦後は価値が一変したこと。激動の昭和という時代を生きたこと。
⑤旧二本松士族の武士魂という血脈(さだめ)を継承していた明治生まれ。 #インテリゲンチュア だったこと。

祖父とわたしが年の差がものすごくあったので、祖父の記憶はほとんどなくなりつつある。どちらかといえば、父から語り継いだものが大きいだろう。

日記や手紙のような「文字史料」があれば第3者も読めればいいのですが、記憶や体験、お話など「記録として残りにくい、大切なもの」を遺せる術(すべ)があったほうがよいですね。
歴史は勝者の歴史、過去のことを後世に作り替えたり編集したりすることは常識。正史と野史というものがあるそうですが、前者の史料批判しながら、後者も含めて、論じたいものです。【未完】

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