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だめになってよかったこと

倒れた話はもういいやと思っていたのだけど、体調が悪くなってつらかったことは書いてたのによかったことは書いてなかった。
わりとよいこともあったので書いておく。

ご近所のことに詳しくなった

引っ越してから1年以上経ってたけど、あまり外に出ないこともあって近所に何があるのかほとんど知らなかった。
退院後、リハビリで外を歩くことが大幅に増えて行動範囲が広がった。
このおかげで最寄駅より少し遠い駅にも行くようになったし、近くにあるお店にも詳しくなれたのが嬉しい。お気に入りのお店もいくつかできた。
春にはお散歩も兼ねてちょっと大きい公園まで行ってお花見もした。
まだ行ってないお場所もいっぱいあるのでこれからもちょっとずつ行っていきたいなあと思う。楽しい。街のことを好きになれた。

料理を少しまじめにするようになった

歩くようになったので行けるスーパーが増えて入手できる食材も増え、お仕事もしていなかったので暇で料理をするようになった。
倒れる前もしていた形跡はあるのだけど何を作ってたのかまったく記憶にない。たぶん真面目にはやっていない。

よいオーブンを買ってもらったのでお菓子やパンもまた作るようになった。
どちらも作るのは元々好きだったので嬉しい。
冷蔵庫も大きいのを買ってもらったので食材を保存したり作り置きしたりできるようになった。
夫の健康も気遣って体によさそうなものを作ることが増えた。
今まで使ったことのなかった食材を使って料理するのは楽しい。
何作っても楽しい。

そういえば退院後にシフォンケーキ焼こうと思って実家の方から型を持ってきてハンドミキサーを買ったら、どっちも家に存在していたということがあった。オーブンなかった気がするのに何で??
夫が「真ん中に穴の空いたケーキ作ってたよ」って言ってたのだけど、どこで焼いたんだろうか。実家で焼いてきたなら家に道具があるのは謎。
料理に関しての記憶喪失が激しい。

知らない人とお話するようになった

昼間に出歩くことが増えたせいか、知らない人と話す機会がわりとある。
知らない人から話しかけられることもあるし、それもあって自分から誰かに話しかけることにもそんなに抵抗がなくなった。
昔からライブ会場とか勉強会とかでは知らない人に話しかけてなかよくなったりしていたのだけど、街中にいる知らない人にいきなり話しかけるのはやっぱりちょっと違う気がする。
でも今はご近所さんとかお店の人とか街中にいる人とか普通に話す。
わりとみんなお話ししてくれて嬉しいし楽しい。

お花屋さんに行くと1時間くらい話しちゃうし、コーヒー屋さんにもコーヒーのことをめちゃくちゃ教えてもらえていてすごく楽しい。
ご近所さん達にはお花のことをお話ししてもらったりしている。
顔を合わせたときに軽くおしゃべりすることも増えた。
困っている人を見かけたときは、声をかけるのに躊躇することが減った。

健康にちょっと気遣うようになった

不健康な生活をしていてもそんなに困ることがなかったので生活がまったく改善されなかった。というか改善する気がなかった。
今回倒れたのは自分の不摂生のせいではないっぽいのだけど、それでも入院の影響で悪いところが目立っているので今までにないくらい気にしている。
倒れたのは絶対お酒のせいだと思ったのにそうじゃないらしい。
お酒は無罪。

今までアホみたいにお酒飲みまくっていたのにそれでも肝臓の数値が悪くなることもなくて、そのせいで酒量は全然減らなかった。でもさすがにあんなに飲み続けるのはよくないかなあと思って今は少し控えている。
できるだけ少しでも歩くようにしている。
姿勢とか歩き方も気づいたときには直すようになった。
長い目で見たら健康に気遣うきっかけになったのはよかったのかもしれない。繰り返すけどお酒は悪くない。

周りの人達のありがたみがすごい

夫は文鳥が倒れていた間も退院したあともいろんなことをあれこれやってくれて本当にありがたい。今もたくさん助けてくれてる。すごい。
元から知ってたけど改めて実感したのは大きかったなあと思う。

お友達もすごい。
心配してくれてた人達がいてくださったのは嬉しかった。
声をかけてくださったり、お話ししてくださったり、贈り物をくださったり。いろんな人に助けられてるんだなとこれも改めて思った。

嫌なこととかつらいこともいっぱいあったのだけど、意外といいこともあったなあと思う。何事も悪いことだけじゃないのかな。
これからは楽しいを大切にしながらやっていきたい。

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