キャリアがどうとかわからん

「3年後どうなっていたいですか？」
だいぶ前、会社の 1on1 で聞かれたことがある。
どうと言われましても……ちょっと悩んで「一人前になっていたいです」って答えた。困った顔をされた。
いやでも3年後とか5年後とか10年後とかどうなってるか正直わからんくない？世の中も自分もどう変わってるかわからないじゃん。少なくとも文鳥はわからない。

10年前、自分が数年後に開発を離れているなんて想像もしなかった。3年前、また開発に戻るのも予想していなかった。
そのとき自分が楽しいと思ったもの、誰かに必要とされているものに携わっていたらいろんな経験ができた。いろんな人と出会って、いろんな人となかよくなって、しんどいこともあったけど楽しいこともたくさんあった。
これからもそんな感じなんじゃないのかなって何となく思ってる。

「一人前になりたい」って言ったときに思っていたのは、周りの人たちに安心してお仕事を任せてもらえるようになりたいということだった。昔も今も絶対この技術じゃなくちゃ嫌だみたいなこだわりはないし、何をどれだけマスターしたいっていう強い気持ちもない。
どんな形でも誰かの役に立てたら、力になれたら嬉しい。
そのためにお勉強もする。ただ単に好きなこともお勉強をする。
キャリアのためにお勉強！とかは思ったことない気がする。
開発にこだわらなかったのもこういうところがあったからだと思う。

キャリア相談をしていただくこともときどきあるのだけど、こんな感じでふわふわなのでうまく答えられない。ごめんね。
そんな文鳥でも「自信がない」「何をしたらいいのか悩んでる」「後押ししてほしい」とかだったらちょっとお話を聞けるかもしれない。これだけぐだぐだやってきてもまだ楽しくお仕事できてるよって。これから先のことは知らんけど。だめだったらそのとき考える。

どうしたらいいのかわからなくなったら、とりあえず自分が楽しいおもしろいって感じることや好きなことをするのがいいと思う。
それで楽しくお仕事しているうちに新しくやりたいことも出てくるんじゃないのかな。楽観的すぎるかな。だけど楽しく過ごして余裕が出てくれば、考えられることも増えるんじゃないのかな。

せっかくだからみんなには楽しくお仕事してほしいな。