倒れたときのこと

今年7月に倒れてしまったときのまとめ。
「何があったの？」って聞かれることもあったし、自分も忘れちゃいそうなので書いておく。
倒れた原因は不明と言われている。
いろいろ検査してもらっても何も出てこなかった。謎。
「これが原因では？」というのはあるけど決め手がない。
今は問題があった血液検査の結果も良好で何も問題はない。
元気いっぱいです。

7月4日。

7月の上旬に40度近い熱が続き、近所の病院でPCR検査をしてもらうが陰性、解熱剤を飲みつつ自宅で様子見をしていたが7月4日の深夜に耐えられなくなったようで救急車を呼んでいる。
そのまま入院。
夫は寝ていたので起こさずひとりで救急車に乗った。
あとで「何で起こしてくれなかったの！」って言われた。
こんな大事になると思ってなかったんだもん！ごめんね！

7月6日。

入院直後は夫とも会話をしていた形跡があり、倒れた当日もメッセージのやりとりをしていたっぽい。
その後、私からの連絡が途絶えている。
採血の痕などから出血が止まらなくなり、血圧が下がってしまったらしい。
心拍数も下がった。
そのまま意識がなくなる。

病院から夫に連絡。
しかしこのときちょうど au の通信障害があり夫と連絡が取れない。
看護師さんが私のスマホを寝ている私の指でロック解除し、LINE で夫に「奥様が危ない」と連絡。夫が気づいて病院に折り返す。電話が使えないので Skype をインストールしたとのこと。夫すごい。

状態が悪いので ICU のある病院に転院するという話になった。
夫に付き添われて ICU のある病院へ。
意識はほとんどなかったけど、夫のことを目で追ってたと言われてた。
文鳥、夫のこと好きすぎてすごい。

転院先に着き、いろいろ処置をされる。
人工呼吸器をつけられ、止血をしてもらい、輸血もしていただいた。
処置前は「かなり危ない状態」と言われていて夫も子も覚悟していたそうなのだけど、何とか峠を超す。
しかし意識は戻らず。
食事ができないので静脈カテーテルを挿入される。

7月13日。

失血性ショックで意識を失ってから一週間。
まだ目が覚めないので夫がめちゃくちゃ心配している記録がある。
最初は2-3日程度で目が覚めると聞かされてたので一週間は長いね。
意識がない間にいろいろ検査される。

7月16日。

一応目は覚めたっぽい。
ただほとんど寝ている状態。

7月19日。

夫が面会に来てくれた。
会話ができる状態ではなかったけど、夫の問いかけにうなずいたりはしていたらしい。文鳥えらい。残念ながら一切記憶がない。
何か透析されていたらしいけどこのときはまだ外せていない。

7月21日。

人工呼吸器が外される。
まだ意識が曖昧。

8月4日。

まだ看護師さんともまともに意思疎通が取れていない。

8月7日。

食事を取れるようになる。
リハビリ開始。

8月12日。

白米を食べられるようになった。
もう自分で食べられるようになっていたはず。
この頃の記憶もほとんどない。
床走行式リフトに乗せられて「こわい〜！やだ〜！」って泣いてた記憶はある。私があまりにも怖がるからか一回きりで終わる。よかった。
看護師さんから毎日「今日は何月何日かわかりますか？」「今どこにいるかわかりますか？」と繰り返し聞かれる。何回教えてもらっても全然答えられない。

8月17日。

最初に入院していた病院へ転院。
夫に付き添いしてもらう。
移動中にいろいろお話してもらった記憶はあるけど、どんな話をしたのかは全然覚えていない。さみしい。
ずっと手を繋いでてくれたことは覚えている。夫優しい。
体を起こせないので寝た状態で運んでもらった。

転院前、看護師さんに倒れたときの状況とか転院してからの経過とかを教えてもらう。病院を出るときも外まで見送りに来てくれた。嬉しい。

熱はまだ下がらない。38度くらいあったと思う。

8月18日。

リハビリ再び開始。
 1ヶ月以上寝たきりだったせいで筋力が落ちてしまって立つことも難しい。

8月22日。

突然夫と通話できることに気づいて通話。
お話できたことにめちゃくちゃ喜ぶ。
前の病院では ICU にいたので携帯禁止だったからね。

8月24日。

突然 Twitter でつぶやけることに気づいてツイートする。
ツイ廃の文鳥が一ヶ月半以上つぶやいていなかったので心配されていたことを知る。どんだけ Twitter してたの……
心配をおかけしてしまいごめんなさい。
心配してくださってありがとう。みんな優しい。

8月28日。

突然夫とビデオ通話できることに気づいて通話。
久しぶりに顔を見ることができてめちゃくちゃ喜ぶ。
夫が動いていることに感動するも、意識が戻ってからずっと「自分は悪い夢を見てるんじゃないか？」と思っていたので「この夫も実は本物ではないのでは……？」と疑う。夢か〜完成度の高い夫だな〜。文鳥が考える理想の夫だからね、本物そっくりだね。本物だったらしいのでびっくりした。

9月1日。

リハビリのかいがあり、自力で数歩歩けるようになった。
意識がない間つけていた人工呼吸器の影響で声がガラガラで記憶がなくなっていることに気づく。ショックで泣く。
熱はまだ下がらない。37度台が続く。
入院時に悪化していた血液の数値はだいぶよくなってきている。
でもまだ正常の範囲には戻っていない。

9月6日。

夫がプリンを買って差し入れしてくれた。
美味しすぎて泣く。
私が前に一度だけ買って来たことのあるお店を覚えていて、わざわざ買いに行ってくれたことを知ってまた泣く。

9月7日。

血液中の悪化していた数値はほぼ正常範囲に戻る。
退院の目処が立つ。9月末の予定。
このころずっと「夫さんに会いたい、おうち帰りたい」しか言っていない。
夫を困らせる。

9月10日。

夫がまたプリンを持ってきてくれた。
今度は先日とは別のお店のプリン。ここも文鳥が以前夫のためにケーキを買ってたお菓子屋さん。めちゃくちゃ優しい。また泣く。

ken_c_loさんとksssさんとえむさんとお話した。
家族以外とお話したのは久しぶりだったの嬉しかった。
おしゃべりってやっぱり楽しいなあと思う。

9月13日。

文鳥が院内を元気にぴょこぴょこ歩いているのを主治医に発見され、突然退院が決まる。二週間くらい早まった。やった〜！！！

9月15日。

無事退院。
看護師さんや病院のスタッフさん達にお礼を言って回った。
私が歩けるようになったときもみんなでめちゃめちゃ喜んでくださって嬉しかったな〜。
みなさん本当にありがとうございました。

迎えに来てくれた子に抱きついて首を締める。
嬉しすぎて夫にも抱きつく。
落ち着いて振り返るとめちゃくちゃはずかしい。
でも嬉しかったので仕方ない。

入院中、看護師さんに「9月中に退院したら月見バーガー食べられますよ！！」と励まされていたので夫にお願いして退院後初の食事は月見バーガーにしてもらった。人生初の月見バーガー。食が細くなっていたので食べきれなかったけどおいしかった。泣いた。

現在。

退院後も続いていた熱は下がった。
歩くのには困らないけど、電車やバスで立ってるとふらつく。
あと肩が痛くて腕を上げられない。困った。

血液検査の結果は良好。
検査前日にうっかりケーキを食べてしまったせいでコレステロールが上がってしまい大反省会をした。つらい。

夫も子も優しい。ありがたい。
体力が戻らないのでお仕事は辞めてしまった。
落ち着いたらまたお仕事したいな〜。

お礼

入院のことで心配してくださった方々、ありがとうございます。
心配かけちゃってごめんなさい。
いろんな言葉をかけていただいたの、本当に嬉しかったです。
みんな優しい。本当にありがとうございます。
生きててよかった。

--
2024/04/22 現在
ふらつくことも減り、肩の可動域も戻った。
熱も前のように36度半ばで落ち着くようになった。
原因と思われたものも別メーカーのものに変えたら何も起こらなかったので、本当に運が悪かったか相性が悪かっただけかなと思う。
メーカーに問い合わせたところ文鳥と同じ症状で倒れた方が少数だけどいたらしいので、何か対応をお願いしたいけど因果関係を証明することは難しいので諦め。

未だに「何でこうなっちゃったのか」って落ち込んじゃうことはあるけど、文鳥が原因をつくったわけでもないし、夫にこれ以上心配かけないようにやっていきたい。