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大田区・高次脳機能障がいをもつ方と家族のつどい「たまりば~」4月号(2023)

 白い雲がふわふわと泳ぐ花曇りの日曜日、人数は少なめで、ゆっくりとした雰囲気の「たまりば~」でした。

 コロナ禍も一段落し、あちこちに出かける方が増えてきたようです。
 Aさんの茨城の別荘に行かれたお話が楽しかったです。茨城はメロンの生産が盛んで、海もあり、食べ物がおいしい・・・そんなお話をきいて、茨城はいいなぁ、自然の多いところに行きたいなぁ!と思いましたが、足の不自由なAさんにとっては、土のうえは歩きづらく、舗装された蒲田の道のほうが歩きやすいそうです。身体に障がいをお持ちの方のご不便さをあらためて実感しました。


  また、鎌倉に行かれた方のお話も印象的でした。閻魔様の寺・円応寺や、禅寺の円覚寺のお話のあと、「この会も、みんなで助け合う会だから・・・」と、円覚寺にあったという詩(?)を朗読してくれました。うろ覚えですが、「生きている、これ以上の奇跡はない」というお言葉で、本当にその通りだと心に沁みました。

 障害があろうとなかろうと、なんらかの能力(ability)があろうとなかろうと、どのような生命もひとしく尊いのだということを思い出させてくれる朗読でした。

  風薫る5月、道路のツツジも大きな花をつけはじめ、公園のチューリップもカラフルに並んでいます。
 大きな大田区をめぐる小さな旅にも出かけてみたくなりますね。(ま)

おまけ
 足の不自由な方にとって補装具は体の一部ともいえる大切なものですが、この日も補装具をお使いの方が何名かおられ、補装具の話で盛り上がりました。

  例えば、補装具にも寿命(?)があり、何十年も同じものを使えるわけではないことや、上池台障害者福祉会館で相談できることなど、有益な情報をお伺いすることができました。

 修理中のBさん、足にぴったりの補装具が出来上がると良いですね。


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