ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝|感想
ストーリー
京都アニメーション大賞初の大賞受賞作品『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』から、6つの新規エピソードを収録した外伝が登場。 ヴァイオレットと依頼主の心温まる交流や、おなじみのC・H郵便社メンバーが大活躍する話など、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の世界をより堪能していただける1冊です。
✨感想✨
「永遠と自動手記人形」でヴァイオレットがエイミーから「優しい」と言われたことが印象的。いくら真似であってもそんな行動ができるのは、自分がそうされて嬉しかったからなのだろう。C・H郵便社の面々も、戦闘になると無敵の強さを発揮して生き生きするのに、友人関係や恋愛になるとこうも奥手になってしまうのだろう…。だからこそ、親しみが湧くのであるが。
この作品のアニメを観て、毎回ウルウルしています。ヴァイオレット・エヴァーガーデン。彼女を見ていると、カズオ・イシグロの"わたしを離さないで"や"ブレードランナー"。あと、戦争後遺症で苦悩する元女性兵士らの心境を綴った、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチの"戦争は女の顔をしていない"を連想すると言ったら、ちょっと盛りすぎかな?とにかく小説の方も読みたくなりました。ライトノベルということで、アニメより若い人向けという印象を受けましたが、これからも心の中で愛でていきたい作品です。
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