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キミの忘れ方を教えて|感想

ストーリー

「残された余命は半年――、俺はこのまま死ぬつもりだった」
 大学を中退してニートとなり、生きる価値がないと感じていた松本修は、昔からの悪友・トミさんの誘いで母校の中学校を訪れる。そこには芸能人となってしまった因縁の幼馴染み・桐山鞘音がいて……。この出会いが再び修の運命を突き動かす。
『天才ゆえの孤独を抱えたヒロイン、凡才ゆえに苦悩する主人公。二人のすれ違いと、遠回りな青春に引き込まれました』
『逃げて逃げて、逃げ続けたクズに残った一つの約束。胸が熱くなりました』発売前から感動の声多数。掴めなかったチャンス、一度何かを諦めてしまった人に贈る、大人の青春物語。

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✨感想✨

好みにぶっ刺さった作品。主人公と鞘音との関係性はある意味王道のようなものだが、王道は正義だからこそ王道な訳であって。 人間模様を丁寧に、地の文も他のラノベより丁寧に描くのでどっぷり感情移入してしまった。 過去の描写からしっかりヒロインとの仲に説得力がある作品は良作。ラストも盛り上がり、一巻を通してずっと楽しめた。 一巻の密度が凄まじく、この巻だけで満足する人もかなりいそう。 自分は主人公と鞘音の先を見届けたいので、今から2巻買ってきます。

大学を中退しダメ人間まっしぐらな生活を送り、余命宣告を受けた青年・松本修は、昔からの悪友・トミの誘いで廃校が決まった母校の中学校を訪れる。そして、芸能人となった因縁の幼馴染・桐山鞘音と再会する。そして、この再会が、止まっていた修の時間を再び動かし始める。これは修と鞘音の遠回りな青春物語。それぞれの悩みを抱えて田舎に戻ってきた修と鞘音。懐かしの母校での再会をきっかけに逃げ続けた過去や自身の気持ちと向き合い、未来に希望を見出す過程は正に“青春”といった感じで読む手が止まりませんでした。

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