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記憶屋|感想

ストーリー

もしも「記憶屋」が、つらくて忘れたい記憶を消してくれるなら、あなたはどうする――?

夕暮れ時、公園の緑色のベンチに座っていると現われ、忘れたい記憶を消してくれるという怪人、「記憶屋」――。大学生の遼一は、そんなものはただの都市伝説だと思っていた。だが互いにほのかな想いを寄せ、一緒に夜道恐怖症を乗り越えようとしていた先輩・杏子が「記憶屋」を探しに行き、トラウマと共に遼一のことも忘れ去ってしまう。まさかと思う遼一だが、他にも周囲で不自然に記憶を無くした人物を知り、真相を探り始める。遼一は、“大切なものを守るために記憶を消したい"と願う人々に出逢うのだが……。

「記憶」を消せることは、果たして救いなのだろうか――?
そして、都市伝説の怪人「記憶屋」の正体とは――?

衝撃的で切ない結末に、きっと涙こぼれる。
二度読み必至の青春ノスタルジックホラー! 

✨感想✨

嫌な記憶を消してくれると言われたら自分はどうするだろう?身近な人に忘れられたら?読みながら考えずにはいられない。「記憶屋」に感謝する人が多い中その行いを悪とし、どんな記憶も必要だと言う遼一。設定が好みで面白かったけど、勝手にイメージしていた「記憶屋」と段々離れていって、徐々に展開が見えてきてしまったのは残念。遼一があまり好きになれなかったのもあって、2nd、3rdエピソードの方が好き。泣いたし( இ﹏இ )ラストは…うーん、そうるよね 続編もちょっと気になってきた。


感動しました…。感動のレベルがいい塩梅でこんちくしょうという感じ(褒めてます)早々に記憶屋の正体はわかりましたが、それぞれのエピソードが最高。自分ならどうするかな、嫌なことがあって消したいと思うかな等々考えさせられました。最後はもっとすっきりとなりたかった!!次読むかめっちゃ悩む…。この手の終わり方は苦手なのよねえ…

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