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ロード・エルメロイII世の事件簿 1 「case.剥離城アドラ」|感想

ストーリー


Fateシリーズに連なる“あの男”の物語が待望の文庫化!

「時計塔」においてロードに叙されているエルメロイII世は、「剥離城アドラ」の遺産相続に立ち会うため、弟子のグレイを伴い城へと向かう。そこで待ち受けていたのは悲愴なる殺人事件だった…。


✨感想✨

面白かった。Fateシリーズの世界観で紡がれる物語。fateシリーズはちゃんと履修はしてないんだけど(ゲームする時間をひねりだせず)(FGOと成田良悟さんのFakeは読んでいる)第四次聖杯戦争の生き残りであるウェイバーはロード・エルメロイ2世となり魔術師の組織である「時計塔」で教鞭をとっている。義妹のライネスの依頼で内弟子であるグレイを伴いとある城に向かう。その城では魔術刻印の「修復師」と密かに言われていた故人の遺産を巡って奇妙な遺言が公開された。


「Fate/Zero」の魔術師ウェイバー・べルベットが成長しロード・エルメロイⅡ世となり身にふりかかる謎を解く、「Fate」X「ミステリー」。探偵、犯人、容疑者、登場人物すべて魔術師というヴァン・ダインの「探偵小説作法二十則」のひとつ「殺人の方法と探偵の手段は、合理的で科学的でなければならない」やノックスの「探偵小説十戒」の「超自然的な魔力を用いてはならない。」を向こうに回す作品となっている。魔術師がどのような超常現象をわからないため、フーダニットやハウダニットは意味をなさずハウダニットが重要視される。

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