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人を叱る3つのコツ_井村雅代

1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書より~

◆井村雅代氏

小学校3年より大阪・堺市の浜寺水練学校に入門。
中学校1年よりシンクロナイズドスイミングを始める。
天理大学卒業後、中学校の教師をしながら指導に携わる。
昭和53年から日本代表コーチ。
昭和60年に井村シンクロナイズドスイミングクラブを設立。
以後、世界で通用するナショナルチームの育成に貢献。
(出典https://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2004/imura.html)

◆人を叱る3つのコツ

現行犯で叱る
いまのそれがダメなんだって言われたら、人間は反省します。
古いことを持ち出さない
「君、この前も同じこと言ったよ」と古いことを持ちだしてはいけません。これをやられると、いまやったことへの反省が薄れてしまうんです。
しつこく叱らない
本人の自己満足で、聞いている人は「もう分かったよ」って嫌気が差してくるんです。

◆叱るときは本気でかかってください

相手がどんなに小さなお子さんでも、自分に本気でぶつかってくれているかどうかは分かるんです。中途半端に叱るくらいなら最初から知らん顔をしているほうがましです。

◆叱るとは、その人の可能性を信じること

いま自分の目の前にいるこの人は、絶対このままでは終わらないんだ。いまの状態より必ずよくなるんだと、その人の可能性を信じることなんです。だから本気でぶつかり、よくなるまであの手この手で引き上げようとする。叱るとは、その子の可能性を信じるということなんです。

◆感想

叱るコツ3つのうち「古いことを持ち出さない」
を気をつけなければいけないなと感じました。
特に子供に言う時にはつい「前にも言ったでしょ」と言ってしまうことが多かったと反省しております。

「叱る」「叱られた」というとネガティブに捉えがちですが、
その人の可能性を信じる」と考えると自ずとかける言葉もポジティブになってくると思います。

井村氏は「私の中では叱っているという意識は全くありません」とも仰っています。
可能性を信じて、あの手この手の方法を伝授する、それだけなのです。

家族の中でも同じような場面は多々あると思いますが、「可能性を信じて本気でぶつかる」ということを意識してまいりたいと思います。


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