独創力を発揮する3条件_糸川英夫の教え
◆経歴
糸川 英夫(1912年7月20日 - 1999年2月21日)は、日本の工学者。専門は航空工学、宇宙工学。ペンシルロケットに始まるロケット開発や宇宙開発を先導し、「日本の宇宙開発・ロケット開発の父」と呼ばれる。
2003年、小惑星 25143 が糸川の名にちなんでイトカワと命名された。この小惑星が「イトカワ」と命名されたのは、日本の探査機はやぶさが打ち上げられて(命名されて)三ヶ月後で、探査機がこの小惑星を探査する事が決定した後のことである。
小惑星「イトカワ」で有名な糸川英夫先生の教えによると、独創力を発揮するためには下記3つの条件が必要になるという。
◆条件① やり遂げる強い意志
「人間には意志があって、自分はこれをやりたいという思いにどこまでも固執しなければならない。一度決心したことは石にしがみついてでもやり遂げる強い意志が必要だ」
◆条件② 過去の徹底的な学習
「過去にどんな人がいて、何をやったかを徹底的に学習しなければダメだ。アインシュタインはニュートンのことを徹底的に学習した。ニュートンが考えることはすべてわかるという状態にまでなった」「これまで先人が残した考えに乗っかって、初めて新しいことが生まれる」
◆条件③ 他者とのよい関係
「独創力のある凄い仕事をしたと思っていても、世の中が認めなければそのまま埋もれてしまうことになる。世に認められるためには、他と人とのネットワークをしっかり築いてよい関係をつくっておくことが大事」
◆感想
糸川英夫先生は、同時代の人がやっていることを真似することは決してしないけれども、過去のことは非常によく勉強されている方だったようです。
「誰も考えなかったことを考えるのが大好き。そのベースには、自分が正当に継がなくてはいけないものを徹底的に勉強することが大切。その上に立って初めて独創力が生まれてくる。」という言葉で本はまとめられています。
3点の条件はすべて大切です。我々のビジネスでいえば、過去の世界の歴史から家族の幸せについての学びを得たり、HATSU鎌倉を中心とした仲間とのいい関係、いいネットワーク。重要です。
ただ、特に重要なのは「絶対にやり遂げる意思」です。次世代によりよいミライ・心の豊かさを残すため、石にかじりついても、愚直に、ひたむきに、「家族のchief happiness officer」として、日本の家族に幸せを届けられる存在を目指して参ります。
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