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かまくらULTLAプログラムのスピンオフ!~オンラインでも学べるプログラム

教育長の岩岡です。

私たちは子どもも大人も、唯一無二の個性や特性を持っています。
それは「学び方」についても同様です。一人ひとりに自分らしい学び方があり、学校は、子どもたちの多様な能力や特性、興味などを引き出す「個別最適な学び」の実現に日々挑戦しています。

この中で、学びたい、何かやってみたいという気持ちはあるけれど、学校での学習になじめず、不登校や休みがちになっているなど、学校に通うのがつらいと感じている子どももいます。

こうした子どもたちに対して、学習機会を保障するだけでなく、その子の持つユニークな学習の個性・特性に着目し、それらを前向きに受け入れて自分に合った学びができるように支援する「かまくらULTLA(ウルトラ)プログラム」(以下「ULTLA」という。)を令和3年度から実施しています。

令和4年度は、9月に「海のプログラム」を、11月に「森のプログラム」を実施しました。「海のプログラム」では、ウエットスーツを着て海に浮かぶといった身体的な活動や3Dプリンターなどのテクノロジーを活用した学びを、「森のプログラム」では、感情を言葉・絵・踊りで表現する抽象的な活動や日本古来の組み木を使った古建築に関わる学びを行いました。

「森のプログラム」での組み木体験
「海のプログラム」でのテクノロジーを使ったものづくり体験

非常に幅広い体験を通して、子どもたちが自分らしい学び方を見つける様子は素晴らしく、胸に迫るものがありました。

さらに10月には、ULTLAを補う形として、オンラインを活用した学びの機会の提供を開始しました。

学校に通うのがつらい子どもたちの中には、家からも出ることが難しく、ULTLAへの参加や、教育支援教室「ひだまり」への通室ができない子どももいます。また、ULTLAに参加した後に、もっとこの学びを続けたいと考える子どももいます。

そうした子どもたちに対して、教育委員会では、一般財団法人ロートこどもみらい財団(代表理事 荒木健史氏)やULTLAの受託業者・株式会社SPACE(代表取締役 福本理恵氏)とともに、オンラインでの多様なワークショップの機会の提供や、子どもの主体的な学びを支援する活動を始めています。

オンラインによるプログラムの概要
プログラムの一例

なお、上のチラシは令和4年10月末から11月上旬にかけて、市立小3~中3の児童生徒に配布しています。これまでに鎌倉市から30人近くの子ども達が登録し、学びの幅を広げてくれています!

締結式にて。右側はロートこどもみらい財団代表理事の荒木さん

「ULTLAへの参加はためらうけれど、いろいろな学びに挑戦してみたい!」「ULTLAに参加したけど、もっと色々なことを学びたい!」という子どもたちは、ぜひ一度、オンラインで学べるプログラムに参加してみてはいかがですか。

オンラインで学べるプログラムの詳しい内容・登録はコチラ↓↓↓↓

(広報かまくら 令和5年2月1日号 掲載文に加筆)