鎌倉市中学校給食生徒対象アンケート結果について
こんにちは。学務課給食担当の横山です!🥕
皆さんは、いつから鎌倉市のデリバリー方式の中学校給食が開始したか、知っていますか?
中学校給食が始まって、約5年が経過しました。実際に給食を食べている生徒が給食についてどのように感じているのかを把握し、今後の給食献立や残食削減に向けた取組の参考とするため、アンケート調査を行いました。
調査対象:鎌倉市立中学校在籍生徒(3,496人)
調査期間:令和4年6月8日(水)~6月24日(金)
回答率:79.5%(2,781人)
アンケート結果(抜粋)
A. 82%の生徒が「毎日利用している」と回答しています。
A. 74%の生徒が「満足」・「やや満足」・「ふつう」と回答しています。
A. 約50%の生徒が「多い」・「やや多い」と回答しています。
A. 35%の生徒が「いつも残す」、36%の生徒が「ときどき残す」と回答しています。
給食を残すことがあると回答した生徒に残す理由を聞いてみました。(1人3つまで回答可)
A. 「量が多いから」・「嫌いな食材があるから」・「時間が足りないから」という回答が上位3位を占めています。
残すことがあると回答した人に何を残すのか聞いてみました。(当てはまるものをすべて回答可)
A. 「きのこ」・「野菜」・「ごはん」が上位3位を占めています。
~考察~
給食の味については、一定の評価を得られていることが分かりました。一方で、量が多い・嫌いな食材があるなどの理由から多くの生徒が給食を残していることが明らかになりました。
量が多いと感じているのであれば、「提供量を減らせばいいのでは?」と考える方もいると思います。
しかし、給食は学校給食法が定める「学校給食摂取基準」に基づき、中学生にあたる12~14歳が1日に必要な栄養の1/3程度をとることを目指して、献立を作成しています。
成長期である中学生は、しっかりと栄養をとる必要があるため、すぐに量を変えるということは難しいのです。
今回、広報課のデザイナーの池田さんにご協力いただき、ポスターを作成しました!このポスターは、各中学校のクラスに掲示する予定です。
さらに・・・
アンケートの結果から、嫌いな食材があるからという理由で給食を残している生徒がいることも分かりました。
今後は、多くの生徒が苦手と感じている”きのこ”や”野菜”に「どのような栄養価が含まれているのか」、「体にどのような良い働きがあるのか」などを知ってもらえるような食育資料を作成していきます。また、調理法などを工夫してひとくちでも食べてもらえるよう取り組んでいきます。
また、残食の調査を行い、今後の残食削減の取組に活かしていきます。
最後に…生徒のみなさんへ
給食は、「献立を考える人」「調理する人」「肉・野菜・魚などを生産する人」「食材や給食を運ぶ人」「予約システムを運用する人」など多くの人がかかわってできています。
その人たちは、"様々な想い"を持って、給食づくりに励んでいます。
ぜひ、給食を食べるときに、その人たちのことも少し想像してくれると嬉しいです!