マガジンのカバー画像

進メ、鎌倉ペンギン

101
学校教育やGIGAスクール構想をはじめ、鎌倉スクールコラボファンド、ふるさと寄附金を活用した取組に関する情報を発信。
運営しているクリエイター

2024年8月の記事一覧

【学びの多様化学校を創る②】キーワードは「炭火」 ートップらの理念が結実

教育長の高橋洋平です。 『内外教育』の田幡記者が、鎌倉市の「学びの多様化学校」開校に向けた取組について取材し、紙面に取り上げてくださっています。 第2回分について、掲載許可をいただきましたのでnoteで掲載させていただきます。 「僕は、音を立てていないと座っていられないんです」 神奈川県鎌倉市の松尾崇市長を前に、市長応接室の机を指でたたきながら、中学1年生の大真さんが話し始めた。 「でも、教室で音を立てるとみんなに迷惑がかかる。分かっているけどやめられない。やめろと言

【鎌倉SCF】思い立ったが吉日!いつでも寄附が可能に!

こんにちは!教育総務課の高橋です。 リアルな社会課題に基づく課題解決型学習やプログラミング学習、ICTも活用した個別最適な学びーーー「未来を生き抜く力」を育むことができる魅力ある教育活動を、豊かな人材・NPO・企業・大学などと素敵なコラボレーションで実現していく「鎌倉スクールコラボファンド」(鎌倉SCF)。 これまでは、鎌倉SCFの資金については、ふるさと納税の仕組みを活用したガバメントクラウドファンディング(GCF)の手法を用いて、多くの皆様からご寄附をいただいておりま

【学びの多様化学校を創る①】目指すは、学びの最先端 ー通常学校への波及も視野

教育長の高橋洋平です。 『内外教育』の田幡記者が、鎌倉市の「学びの多様化学校」開校に向けた取組について取材し、紙面に取り上げてくださいました。(シリーズものです。) 第1回分について、掲載許可をいただきましたのでnoteで掲載させていただきます。 「子どもが学校に合わせる」から「学校が子どもに合わせる」へ。「大人が提供する学びの場」から「自分たちでつくりあげていく学びの場」へ。 神奈川県鎌倉市が不登校の子らのために2025年4月の開校を目指して準備を進めている「学びの多様

ブラブラと幕府の謎を解き明かす─文化財をめぐる保存と探究─

教育長の高橋洋平です。 『内外教育』で掲載されました「第4回 鎌倉教育長日記」を紹介します。(内外教育には許可をいただいています。) 先日、タレントのタモリさんが全国をブラブラ歩くNHKの番組「ブラタモリ」が鎌倉に来てくれました。タモリさんが日本各地を歩き、街並みの中に残る痕跡を手掛かりに、地学、歴史学などの観点から秘密を解き明かしていく、実に探究的なあの番組です。(レギュラー放送が終わってしまって悲しい!) タモリさんは、番組内のフィールドワークや研究者・学芸員との対