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退廃的幸福論-制作手記3

初稿が書きあがった時、やっと自分の作品を
つくることができた気がしました。

自分のつくりたいものの質感ってこういうものなのかもしれない、
それが掴めた気がしました。

今回の作品は僕が舞台制作を生活の軸に
しているのと同じ様に、俳優を生活の軸にしている人たちと一緒につくります

それから照明、音響も、それを専門とする方にお願いします。

今日は顔合わせでした。楽しかった。とても。
楽しくて、まだ始点だと言うのに、
「またこのメンバーでやりたいね」と言ってしまいました。

軸となる理論と作品自体を紐解いて、これが
どんな温度で、どんな色で、どんな質感なのかを一つずつ
確めて同じイメージを共有しているなというのを
肌で感じました

例えば、前回の公演はまだサンゴショウが見えたけど
今回は深海だね、という一人の言葉。
本当にその通りで、なんでわかるの?と
思いましたね

ずっと一緒にやってきた人からの
『今まで僕の中では「大学生、舞台やってみた!」みたいな
感じだったんだけど、いよいよ舞台を作るんだって思う」という言葉

たまらなく嬉しかった。そうだね。舞台をつくるよ。

春、初日の幕があけるとき
みんなで残したこの手記たちが
一つのカタチを成してたらいいなと思います。

みんな春までよろしくね
わがままに付き合ってくれてありがとう。
素敵な作品をつくりましょう。
2023.11.27 日を跨いですぐの1:19

主宰 カワノヨウタ

劇団ScattoWrightです。舞台をつくってます。いただいたサポートは製作費に充てさせていただきます〜