山田洋次監督作品『こんにちは、母さん』上映〜鎌倉同人会2024春の映画会〜
かつて大船には昭和から平成当時の娯楽としては最大の映画産業が花開いていたことをご存知ですか? 松竹大船撮影所では名匠、巨匠が名画と云われる作品を次々に世に送り出すとともに、綺羅星のごとく女優や俳優が一世を風靡しており、まさしく映画産業は鎌倉が誇る文化の一端を担っていました。
私たち鎌倉同人会はその誇るべき文化を今に伝え、そして後世に残すべく往時を偲ぶ名画の数々を上映し、それに携わった方々をお招きして直接お話を伺うという企画を平成15(2004)年から始めております。以後10年に亘り上映した映画は25作品を超え、今や「鎌倉同人会映画祭」は鎌倉の春の風物詩のひとつとなっています。
2024年春の映画会
4月12日(金)、鎌倉芸術館・小ホールにて、山田洋次監督、吉永小百合さんと大泉洋さん主演の『こんにちは母さん』を上映しました。
当日はあいにくの雨でしたが、会場前から多くの方が並んでいました。おかげさまでチケットは完売。ホールは上映を楽しみに来場されたお客様でいっぱいとなりました。
冒頭、理事長の富岡からご挨拶したのち、いよいよ「こんにちは、母さん」を上映。終了時は大きな拍手が起こりました。終了後には山田洋次監督と俳優の北山雅康さん、さらには司会に元山田組で当時の助監督をされていた阿部勉監督をお迎えしたトークを行いました。
トーク後半には、来場者からの質問も受けつけました。山田監督は一つ一つの質問に丁寧にお答えされていた姿がとても印象的でした(当日の様子はこちらの動画もぜひご覧ください)
終了後は鎌倉同人会メンバとともに写真も撮影。今後も鎌倉同人会は映画・映像文化を伝えていく活動を続けてまいります。
<鎌倉同人会公式サイト>
https://www.kamakura-doujin.com/