どっかの変なカットマンのブログ 2019年11月24日 ホウエイチョウ選手(木下)対神拓也選手(彩たま)

前回のチュ選手の神選手の5敗目を受けて、神選手は本当にカットマンに強いんだなと思った矢先、「いや、待てよホウ選手はどうなんだ」と思って調べたら、まだ神選手に負けていなかったので、その時の配信を振り返ってみようと思いました。

■このnoteを読むのがおすすめな人
・ざっくり試合内容を知りたい人
・カットマンの人(筆者がカットマンなので、カットマン目線で書いてます)

■過去の試合戦績
・直近の勝敗 Tリーグ 2019年2月24日
 ホウ 3−1 神
※この試合もほぼほぼデュースでした。

■各セットの展開
・1セット目 ホウ 10−11 神
→ホウ選手はサーブと攻撃を主な得点源としているのに対して、神選手は連続の強打を主な得点源としていました。最後のラリーを神選手が制し、神選手がセットを取りました。
・2セット目 ホウ 11−10 神
→ホウ選手は横下回転カット、ナックルカットを得点源に変更しているのに対して、神選手は連続の強打、カーブロングを狙い打っていました。最後はホウ選手がサーブでバックへのロングサーブで神選手の裏をかき、セットを取りました。
・3セット目 ホウ 11−10 神
→ホウ選手はサーブと攻撃、変化カットで得点源としているのに対して、神選手は連続の強打とホウ選手のドライブミスを主な得点源としていました。最後はぶつ切れのバックツッツキで神選手のミスを誘い、ホウ選手がセットを取りました。
・4セット目 ホウ 11−10 神
→3セット目に引き続きホウ選手はサーブと攻撃、変化カットで様々な打法で神選手を崩しにかかりましたが、このセットも10-10までもつれ込みました。最後のラリーをホウ選手が制し、勝利を収めました。

■スーパープレー
・3セット目 10−9 お互い一歩も引かないラリー!!

■主な見どころ
・ホウ選手の唯一無二のカット戦術!!
なんといっても、ホウ選手といえば横下回転のバックカットでしょう。回転がキレッキレの時は、ツッツキで繋ぐことすら許されない回転力があります。そのため、カット打ちの名手である神選手にさえラリーの中でチャンスを狙える場面が何度もありました。また、今回のラリーの勝敗の行方は、ホウ選手が2,3球目で質の良いツッツキ、カットができるかが鍵を握っていたように思います。

・ホウ選手のカット以外の戦術について
ホウ選手はサーブ、3球目の攻撃の得点率が非常に高いことに加え、カーブロングや引き合いを多用していきます。ただ、カーブロング、引き合いのミスが何気に多いホウ選手ですが、バックカットの回転の性質の違いを際立たせるため、ミスをする恐れがあっても多用しているのだと思います。実際、神選手がカウンターを決める場面も有りましたが、ミスをさせている場面も何度も有りました。強打の凌ぎ方もフォアは主にカーブロングで対応し、バックは横下回転の返球をミスを誘うというもので、ホウ選手ならではの戦術ですね。

■後記
カットキラーである神選手に勝ち続けるホウ選手の勝っている理由がホウ選手にしかできないカット技術ということでした。(もちろんそれだけではないですが)まさに唯一無二ですね。今後、ホウ選手のカットは無理でも3球目の戦術くらいはしっかり考えよっかなと思った筆者でした(*^^*)

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