スペイン・バスクを訪ねて ~ビルバオのサッカー文化と歴史~ 0日目

 とうとうこの日がやってきた。待ちに待ったスペイン・バスク地方へのサッカー短期留学。10日間という長いようで短いこの旅を前に、自分の今の心境を書こうと思う。

 動き出したのは2022年7月20日。今回お世話になる現地スタッフの方に直接メールを送った。


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この度は相談があってご連絡させていただきました。
自分は現在大学3年生で、卒業後は海外でサッカー選手として挑戦し、将来的には指導者としてキャリアを積んでいきたいと考えております。
そのため、大学在学中にまずは短期留学をして現地のサッカー文化や雰囲気を感じたいと考えております。
しかし、費用面や現地での生活様式など、分からないことだらけでなかなか前に進むことができていません。自分のキャリアということもあり信頼できる方にサポートしていただきたいという願いから、ご連絡させていただきました。
お忙しいところ大変恐縮ですが、ご返信のほどよろしくお願い致します。
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約7か月前のメール。これを送るタイミングで、一つ覚悟が決まっていたような気がする。

「将来はサッカーで生きていく」

その一歩目を踏み出した瞬間だった。

 今回の短期留学に行くという決断に、正直迷いはあった。
 チームキャプテン、副務という立場で部を空けることへの抵抗感や、費用面で両親へ負担をかけるという申し訳なさ。

 でも、俺は行きたい。このタイミングしかないと思った。
 この選択を正解にする。

 多くの人の支えによって今回の旅が成り立っている。必ず充実させたい。
 自分にとって素晴らしい学びの機会にし、帰国後により多くの人にこの経験を伝えたい。SNSを通してより多くの人にバスクのサッカーを伝えられるよう、充実した時間を過ごしたい。

 そのためにもこのnoteを毎日更新し、アウトプットを前提とした質の高いインプットをしたいと思う。

 今から長時間のフライト。色々思考する時間にする。

 10日間という短い期間ですが、ぜひお付き合いください。

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