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物事の理解と具体と抽象3

問題も階層構造になっている


まずはおさらい


前回 具体と抽象は階層構造になっているという話をしました。

これはほとんどの概念に当てはまるものだと思います。

前回例で示したように、りんごはバラ科の一種であり 、バラ科は被子植物の一種であり、被子植物は当然植物の一種です。

そして住所で見ても、
国会議事堂は 永田町にあり、永田町は千代田区にあり、千代田区は東京都にあり、東京都は日本国の中にあります。

周りを見渡してみると様々なものが 改装 構造になっていることがわかると思います。


私たちの課題も階層構造

同じように私たちの 抱える問題も実はこういった階層構造になっています。

例えば痩せたい人がいたとして、「ダイエットをしたいのだが何をしたら良い?」
と聞かれた時にあなたはどういった反応しますか?

世の中にはいろんなダイエット方法があります。

カロリー制限 ダイエット、低糖質ダイエット、適度な運動をする、水分 接種をする、バナナダイエット、りんごダイエット、、、、

など 具体的な方法案は様々あります。
ですが これが 悩みの本質でしょうか?

この人はなぜダイエットしたいと思ったのでしょうか?


原因は様々あると思いますが 例えば、
以前着ていた可愛いワンピースが着たいからダイエットをしたい。

答えが帰ってきたとします。
となると、
ダイエットは手段であって目的ではありません。

さらに聞いてみると前来ていて可愛いと言われたので また可愛いと言われたい。

ということが出てくるかもしれません。

ではなぜ可愛いと言われたいのか?


人に認められたいんだ 、
褒められたいんだ、
というものが出てくるかもしれません。


なぜ認められたいのかと聞いていくと、
自分に自信がないので 自信を持ちたいんだ。

いう答えが帰ってくるかもしれません。


となると、
ダイエットをして痩せたいというのは、その人が自信を持ちたいがために出した手段に過ぎないということがわかります。


本来の目的は ダイエットではなく、
自信を持ちたい。

根本的な部分に

アプローチするのであれば 自信を持てるように助言することになるかと思います。


もちろんこれは一つの例え なので、目的が全く違う場合もあります。
血糖値が高くなりすぎていてとか 高脂血症がとか。

健康に関する問題の場合もあります。


その場合でも同様に人の課題というものは階層構造になっています。


手段と目的 具体と抽象

手段と目的もそれぞれ 階層構造になっていて具体と抽象のような関係があります。

上で話したように 本来の目的とそれを達成するための手段。

というように切り分けられると思います。

本来の目的は自信を持ちたい そのための手段としてダイエットをする。

ですが 往々にして 手段と目的が逆転してしまう場合があります。

これは目的を明確にしていないからという理由が考えられると思います。

ただダイエットの場合は、自分の体が 具体的に見た目的に変化していくので、自信を持ちやすい傾向にはあると思います。

ですので 目的が不明瞭であったとしても 結果 潜在的な目的に合致するわけですね。

ですが 場合によっては行き過ぎてしまい 過度なダイエット や 拒食症などの問題になってしまう場合があります。

だからこそ 根本的な問題を見つけるというのがとても大切になってくると思います。


これも 具体的な問題に対して具体的に返すのではなく。

この抽象化して根本的な問題を探していくという点において、
物事の理解に具体と抽象はとても大きく関わっているということが言えると思います。


まとめ

人間の問題も階層構造になっている。

問題の根本を探していくには 具体と抽象の考え方が役に立つ。


今日もお読みくださりありがとうございました。

続きます。

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