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台湾って、国?

この間中国の友達に「なんで台湾は国だと思うの?」と聞かれた。

こういう論争はネットで多発している、ずっと避けてきた。

受けている教育とメディアが違うから、結果が出てこないとわかっている。

この間台湾の元大統領李登輝がなくなった、改めて「台湾」はなんだろうと考えさせられた。

何日か前に、彼が90歳で沖縄に行った時の演説を聞いて、涙を流してしまった。

今の台湾があるのは、彼のおかげだと感じた。

わたしの見解だと、李登輝さんは「日本人→中国人→台湾人」というアイデンティティ認知の変化があった。

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台湾の現状

今回は台湾のアイデンティティについて紹介したいと思っている。

「台湾」今正式な国名は「中華民国」。

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今は『台湾』は国だ台湾は『中華民国』に支配されているところだ、と台湾は『中国』の一部だと、大きく3つに分かれていることを認識した。

香港人がよくいうのは「自由は空気みたいなもんで、普段はその存在を気づかないが、なくならないとその重要性を気づくのが難しい」。台湾は国際会議に参加させてくれなくて、オリンピックも国旗を使わせてくれない、でもおかげで台湾人が自分のことを再認識チャンスになった。

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私が知っている台湾の近代史

私の親世代では国民党が一党独裁だったから、みんなは国民党は台湾を救ったヒーローだと教育された。でも政党が交代した私たちの世代では、台湾の歴史を深く勉強できるようになった。わたしが台湾の中高学校にいた時、社会科の歴史と地理の授業では一年生では「台湾地理と歴史」、二年生で「中国地理と歴史」、三年生では「世界地理と歴史」と分けられていた、「台湾人」としての自覚が一層高まったと思う。

李登輝は日本時代に生まれて、京都大学に進学した。彼は「自分は22歳まで日本人だった」というほど、日本人としての誇りを持っていた。

第二次世界対戦が終わって、日本時代が終わって、中華民国政府が台湾を支配し始めた。

日本政府のおかげで、当時の台湾はすごく発展していた。中華民国が台湾にきた時、お互い文化と生活習慣の差でみんながショックを受けていた。

日本時代を経験した「本省人」は、やっと平和を迎えたれたと期待したが、いきなり中国から来た「外省人」に高圧な統治をされて、双方の衝突と鎮圧が絶えなかった。

本省人と外省人の戦いが抑えられないのを気づいた蒋介石の息子の蒋経国が、本省人の怒りを収めるために、本省人を重用にしないといけないを思って、李登輝さんを抜擢した。

李登輝さんは外省人が権力を持っている国民党の中で、頑張ってトップに登れた。でも当時、李登輝さんは裏で民進党を支援したから、今では国民党に裏切り者とされている。当時の政党の状況を見れば、李登輝さんが民進党を支援したくなるのが分かりやすくなると思う。

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李登輝さんは世界で流行っている民主主義の波に乗れた、台湾初めての大統領選挙直接選挙、ずっと再選しなかった国会を解散。

当時では台湾省と呼ばれたが、李登輝さんは台湾は中国の「省」ではないと主張、台湾の「省」を消した。おかげ、本省人と外省人の違いがどんどん薄くなってきて、今では死語に近いものになった。

みなさんが興味があったら、台湾の民主化と李登輝さんの努力をいつかまた紹介したいと思う。

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終わりに

李登輝さんは台湾の一部の人に「日本人なら日本に帰れ」と言われている、自分は李登輝さんを同じシチュエーションではないが、日本生まれだった自分は、小さい時にたまにクラスメイトにジョックで同じようなことを言われた時、ショックは大きかった。

自分が周りの人と同じと思っていたけだ、周りの人はそう思わない。

だから、人一倍に「自分は何人だと考える」

今わたしが思うのは、自分は両方の文化や考え方に大きく影響されているから、台湾人でもあり、日本人でもある。


もっと分かりやすくいうと..

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私たちはすべて人間です。
我們都是人類。
We are all humans beings.

世界が平和にいられるように。

最後まで読んでいただいてありがとうございます、またこれからもよろしくお願いします。

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