言われた通りのことをして怒られ続けてた時代
むかしむかしのまだ僕が前職で働いていた時のお話です。
ぼくは上場企業の子会社の社長の下で一生懸命に働いてました。
自分で一生懸命という言葉を出すことをまったく躊躇しないレベルで本当に働いていたと思います。当時はソフトバンクがボーダフォンを買収したあとで「0円ケータイ」とかが猛烈に流行ったときであり、その後にiPhone3Gの発売と携帯がスマホに変わっていく、そんな時でした。
ぼくは当時は総務という部署で日々管理業務を行ってましたが、そこからの突然の異動でした(詳しくはこちらに)
繰り返しますがぼくは営業というものをやったことがありませんでしたし、最初は店舗開発として白い看板のソフトバンクショップの出店するということが仕事だったわけです。当時社宅を総務として管理、新規契約していたということで賃貸借契約書が読めるという理由で。
ドコモショップ、auショップに比べてソフトバンクショップは店舗数が圧倒的に少なかったためにまずは出店!ということでコンバートされたわけですが、まぁやったことない業務の中で悪戦苦闘しましたし、本当に色んな人に迷惑をかけたと思っています。
出店業務が落ち着くと次は作った店舗で携帯を販売するということで直営店舗の責任者になりました、これも携帯販売なんて人生でやったことないので悪戦苦闘しました...
そしてそのあとに社長室という形で当時の社長の下で秘書業務だったり、一緒に同行してプレゼンのサポートをしたりした時期が2年くらいあったわけです。ぼくにとって、ここが一番キツイ時期だったかもしれません。
当時やっていた仕事は基本的には社長が先方に提案したことを提案資料にまとめるということなんですが、本当によくやり直しをさせられたと記憶してます。僕からすると指示もらったとおりの提案資料をつくったのにです。
これが何度も何度も繰り返されるわけです。
社長に紙に書いてもらった資料をパワーポイントにおこすだけなのに、言われた通りものを作るとやり直しされます。ここまでくると僕もさすがにカチンときて、指示もらったものをつくることはつくるけど、言われた通りではなくて自分が先方に提案するとしたら!みたいな考え方でつくったわけです。ある意味逆ギレってやつですね、もはや。そしたら..
いいね!この資料。と言われたわけです。(褒められた!)
ぼくは一瞬えっ!って思いましたがいま考えると納得できることが多々あります。ぼくはやっぱり営業ということを知らなかったし、言われたものを作るということをゴールとして仕事(作業)を行ってました。
でも当時の社長のゴールは違ってました。あくまで商談を成立させる、そこから売上、数字をしっかりと作っていく。これだったんです。
そして記載の通りでぼくは明らかにゴールが間違ってました。どんな良い資料を、きれいなプレゼンを作ったところで最終的に商談が成立しなかったら全くそれは意味ないものに変わってしまいます。
逆に言われたものをそのまま作らなくても結果的にこちらのほうがいいというものができれば、そっちを作ってもいいわけです。ゴールにより近いほうがいいですし。なので逆ギレしたときに僕は言われた資料を作るのではなくて、いかに商談を成立させるかだけを目的として提案を考え、それを可視化したわけです。偶然ですが、ゴールが一致したわけです。
ただ!ここで強く言いたいのはこのケースはあくまで偶然であり、以前もnoteで書きましたが、上司が本当に望んでることというのは
①まずは言われたことをキチンとすること(100%の仕事をする)
②その上でプラスアルファの成果も持ってくる(120%になる)
ここなんです。
①をやらずに②だけを持っていっても本当はだめで、①を持ってきたうえで②も持ってくる、このセットが最高って感じです。
これをわかったあとの僕は仕事で怒られることは非常に少なくなりましたし、この経験がいまに活きていると思いますし、そしてこの体験をしっかりと社員や関わった人に伝えていきたいと思います。
そのためにnoteも書いてますし。
やっぱり自分が形成されるのはどういう体験をしたかが重要ですし、当時もですし、19歳から働いてるぼくは本当に上司に恵まれてます。しっかりと注意だったり、怒ってくれるわけですから。
前に言いましたが、怒るってカロリー使いますが、それでもぼくはいままでぼくを育ててくれた恩を次の世代に繋げていかないとと思います。
今日はこんなかんでー。
最後に今日も読んで頂きありがとうございます。
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明日へのやる気に繋がるのでよろしくお願いします!
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