とにかく、おすすめしたいSF漫画『OMEGA TRIBE KINGDOM』
なんとなく買った漫画を読むのに一週間かかりました、こんなの久しぶりって感じです。「種の保存」「新人類」といったSF的なテーマに、バトル、政治要素まで加わった、めっちゃおすすめの漫画です。
そもそもが、ジャケ買いをしたので、『OMEGA TRIBE KINGDOM』から読んだわけです。
勘の良い方はお気づきでしょうが、こちらは『OMEGA TRIBE』という漫画の続編でした。『OMEGA TRIBE KINGDOM』3巻の冒頭の年表をみて「ん?」ってなって、Wikipediaで検索したらビンゴでした。
『OMEGA TRIBE KINGDOM』(玉井雪雄/小学館)3巻より引用
前に『7人のシェイクスピア』でもこんなことがありましたが、
なんとなく続編から読み始めて「ん?」となり「説明がないまま進行していくな」って思うことは正直あるんですが、漫画を読み過ぎていて「きっとこの伏線はあとから回収されるんだ」と勝手に思って突き進んでいくので、意外と気づかないことも多いんです。
困ることがあるとすれば、続編の方を先に読んで過去作を振り返るときに、まだまだ絵が完成してないのが気になることですかね。
さて、本題にはいりますが、この漫画、好きでした。
ぼくは『ARMS』『君を死なせないための物語』『7SEEDS』で扱われているような、SF的テーマ「種の保存」「新人類」などが大好きなんですが、
ここら辺がハマるひとはドンピシャかなと。
『OMEGA TRIBE KINGDOM』(玉井雪雄/小学館)1巻より引用
そして、ぜひ読んでほしいのがこの漫画、完結は2008年くらいなのですが、アルファ、ベータ、ガンマ、オメガと厨二病が大好きなワードが飛び交うだけでなく、第三の性(トリプル)まで出てきます。
『OMEGA TRIBE KINGDOM』(玉井雪雄/小学館)11巻より引用
さらに、人が死ぬときは亡くなるんじゃなくて、次の世代へ送られるって表現も本当に凄いと思いました。
『OMEGA TRIBE KINGDOM』(玉井雪雄/小学館)11巻より引用
自分が生きてる世代、寿命を超えたところにある。最後まで、テーマがそこに特化していたので、誰かが亡くなって悲しいとかではないところにいるのかなと。
個人的には、梶秋人という暴走族「極東連合」の10代目元総長が、
『OMEGA TRIBE KINGDOM』(玉井雪雄/小学館)1巻より引用
総理大臣目指しちゃうところとか普通に好きだなと思いました。
めっちゃおすすめです。
©︎玉井雪雄/小学館
それではまた明日!
最後に。
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