見出し画像

とにかく、おすすめしたいSF漫画『OMEGA TRIBE KINGDOM』

なんとなく買った漫画を読むのに一週間かかりました、こんなの久しぶりって感じです。「種の保存」「新人類」といったSF的なテーマに、バトル、政治要素まで加わった、めっちゃおすすめの漫画です。


『OMEGA TRIBE』シリーズのあらすじ

ニートの吾妻晴は、保険金のために実父からアフリカの奥地で殺されそうになる。そこで『かつて全てだったものの一部』『全ての生物の根元』『全てを滅ぼし前進させる力』の統合された意志WILLと契約を交わし、新人類「オメガ」として覚醒(進化)する。

その後、オメガ同士による次世代の進化を賭けた『種の衝突』の事実を知り、かつての自分と同様に社会に適合できない若者たちを取り込み、日本の実権を握るために3年以内の祭り(クーデター)の実現を目指す。この途中に、巨大暴走族「極東連合」との対決を経て、元総長である梶秋一と仲間になる。

そして迎えた日本クーデターまで残り1年、究極種党は「祭り」のための準備を開始する。吾妻晴=HALは民間警備会社の代表として、梶秋一は国会議員として、「大日本合県国」の建国を目指す。


そもそもが、ジャケ買いをしたので、『OMEGA TRIBE KINGDOM』から読んだわけです。

勘の良い方はお気づきでしょうが、こちらは『OMEGA TRIBE』という漫画の続編でした。『OMEGA TRIBE KINGDOM』3巻の冒頭の年表をみて「ん?」ってなって、Wikipediaで検索したらビンゴでした。

画像1

『OMEGA TRIBE KINGDOM』(玉井雪雄/小学館)3巻より引用

前に『7人のシェイクスピア』でもこんなことがありましたが、

なんとなく続編から読み始めて「ん?」となり「説明がないまま進行していくな」って思うことは正直あるんですが、漫画を読み過ぎていて「きっとこの伏線はあとから回収されるんだ」と勝手に思って突き進んでいくので、意外と気づかないことも多いんです。

困ることがあるとすれば、続編の方を先に読んで過去作を振り返るときに、まだまだ絵が完成してないのが気になることですかね。


さて、本題にはいりますが、この漫画、好きでした。

ぼくは『ARMS』『君を死なせないための物語』『7SEEDS』で扱われているような、SF的テーマ「種の保存」「新人類」などが大好きなんですが、

ここら辺がハマるひとはドンピシャかなと。

画像4

『OMEGA TRIBE KINGDOM』(玉井雪雄/小学館)1巻より引用

そして、ぜひ読んでほしいのがこの漫画、完結は2008年くらいなのですが、アルファ、ベータ、ガンマ、オメガと厨二病が大好きなワードが飛び交うだけでなく、第三の性(トリプル)まで出てきます。

画像2

『OMEGA TRIBE KINGDOM』(玉井雪雄/小学館)11巻より引用

さらに、人が死ぬときは亡くなるんじゃなくて、次の世代へ送られるって表現も本当に凄いと思いました。

画像5

『OMEGA TRIBE KINGDOM』(玉井雪雄/小学館)11巻より引用

自分が生きてる世代、寿命を超えたところにある。最後まで、テーマがそこに特化していたので、誰かが亡くなって悲しいとかではないところにいるのかなと。

個人的には、梶秋人という暴走族「極東連合」の10代目元総長が、

画像5

『OMEGA TRIBE KINGDOM』(玉井雪雄/小学館)1巻より引用

総理大臣目指しちゃうところとか普通に好きだなと思いました。

めっちゃおすすめです。

©︎玉井雪雄/小学館


それではまた明日!


最後に。
読んで頂きありがとうございます。
そして読んだということで「スキ」「ハート」をポチってください。人間リアクションは大切です。

そしてお知らせ。
SNSはやめましたが、FOLLOW MEでは更新してます。よければこちらから。買ったもの、日々思ってることを気楽につぶやいてます。また映画についてのレビューはFilmarksを利用してますので、よけれはこちらも。

ここから先は

0字

いままで書いてた漫画についてのレビューをスタートさせます。(2021年11月より) 漫画をレビューした後、良かった、コメントしたいという…

良いと思ったらサポートお願いします。嬉しいので。 もちろんちゃんと返信させて頂きます。