ビジネスの基本は生み出すではなくて、世の中で上手くいき始めてるものを掴むこと! 水曜企画 note対談 十河 宏輔さん vol.2
今週はAnyMindの十河さんとの対談後編です。前編がまだの方はこちらより!
それでは早速後編スタートです!
一緒にやることで解決するんだったら、そんないいことない
十河:シンガポールでお会いした当時、鎌田さんというかUUUMさんも海外を考えているぐらいな感じでしたよね?
鎌田:そうそう。だから、JAFCOのイベントに出させてもらったりとかして。
十河:はい
鎌田:中国にも行ったりして色々みてたんですけど、ひとつ思ったのが、コンテンツがそのグローバルに届かないものが多いということですね。
十河:うーーーん。
鎌田:YouTubeはグローバルとはいっても、結局のところ、文化の違いってコンテンツに全部出ちゃってて。日常的に作るものだと、それはやっぱり越えていかないものが多かったので。
そういう意味で、日本で早めに上場しようと。上場しようと思うとコンテンツ管理とかも大変だったんで、そういう意味では集中しないといけなかったですね。
十河:なるほど。
鎌田:今回、AnyMindさんとご一緒させてもらうこと、すごく嬉しいんですが、「なんか似たような領域だね」とか「びっくりしたよ」とか色んな人に言われました。
十河:僕ら、GROVEと上手く連携できてるので、その連携方法でお互い成長できるんじゃないかなっていうのは正直思ってます。僕らだけだと出来ないこと、彼らだけだと出来ないこと、みたいなことろがパーツパーツではまった部分もあったので。
鎌田:うんうんうん確かに! UUUMもまだ公開できないこと含めいろいろ仕掛けてますけど、そのあたりでもAnyMindさんと連携できると思っていて。
やっぱり「個人の時代」になってきたときに、事務所がどうとかじゃなく、一番使いやすいものとか、いい物を選んでいくっていう、そういう時代だと思うので。
十河:うんうん、そうですよね。
鎌田:僕らがベトナムの工場に行くことって簡単にはできないけど、一緒にやらせてもらうことで解決するんだったら、そんないいことないよ!って。
そういうことを強化していきたいですよね。
十河:はいぜひぜひ!絶対的に伸びる市場だと思ってますし。
僕は正直なところ、御社の抱えるアセットは圧倒的だと思っていて、久々に日本に戻ってきて市場の状況とか見てもやっぱり圧倒的だなと。だから僕らとしては本当に、しっかり成果でお返ししないといけないなと思っています。
鎌田:十河さんとは、JAFCOのイベントでお会いしたのが最後でしたっけ?(鎌田メモ:今回の提携関連のミーティングもオンラインだったので対面では会ってないんです!)
十河:JAFCOのイベントでは、僕の前かあとに鎌田さんっていう感じでお会いしたっていうのが結構前ですよね。
鎌田:そうそう。だから色んなニュースで拝見していたし、連絡もとれなくもないけど、ずっとそれぞれの事業を拡大させてたのが、急に連絡取り合うみたいな謎の行動をするようになり提携させてもらうっていう(笑)伸びてるんだろうなーっていうのは随分聞いていたので。
十河:(笑)いやいやいや。
鎌田:UUUMは子会社をそんなに数作ってないんですけど、AnyMindさんはいくつもあるじゃないですか。イメージ的には部署に近い感じですよね?きっと。
十河:そうなんですよ。距離感もすごく近いです。基本的には全部一緒にやっていくっていう感じで、その方が統合PMI(M&A後の統合プロセス)もやりやすかったりするんです。年齢的にも近くカルチャーフィット的にも問題なくやれてるって感じです。
早くキャッチアップして、ビジネスにしていくタイプ
鎌田:ところで十河さんは今、何語が話せるんですか?
十河:日本語のほかは英語だけです僕。
鎌田:へーーー。
十河:あのー、タイ語とかベトナム語とかもハローくらいは話せますけど、それくらいなんで、それ以外は全然です。
鎌田:もともと英語は話せたんですか?
十河:僕、前職時代の2011年くらいから海外にいるんですよ。そこから頑張って勉強したってかんじですね。
鎌田:へーーーいいなー。やっぱり話せるようになるのって環境があるからですよね、絶対的に!
十河:それは間違いないですね!
鎌田:ここからさらにプライベートのところを聞きたいんですけど、普段何してるんですか?十河さんって。
十河:あ、僕、仕事しかしてないタイプですね、本当に。
鎌田:(笑笑)
十河:土日も毎日オフィスに行くタイプなんで。
鎌田:えーーー、じゃ、プライベート・趣味=仕事みたいな?
十河:仕事とサウナくらいですね、最近だと。
鎌田:そういうの聞きたい(笑)サウナはあるんですね。
十河:(笑)サウナは行きますね。
鎌田:シンガポールってサウナあるんですか?
十河:ありますあります。
鎌田:へーーーひとりで?
十河:ひとりで行くこともありますし、投資家の人とかと行ったり、友達と行くこともあるし、社員と行くこともありますね。
鎌田:じゃあ、土日も仕事してるけど、ふと時間があいたなってときはサウナ行く感じなんですか?週1とか?
十河:週2-3くらいですかね、サウナ。
鎌田:へー!めっちゃ行ってる!
十河:サウナは結構(笑)
鎌田:サウナ行く経営者めちゃくちゃ増えましたよね。
十河:日本に戻って思いましたけど、やっぱり多いなって印象ですね。
鎌田:サウナ以外は、ずっとパソコンカタカタしてる感じですか?
十河:そうですね。土日とかはリサーチの日にしてとにかく調べまくってます。決算書読みまくってたりとか、
鎌田:へーーー
十河:USの会社のチェックしてたりとか、情報収集に本読んだりとかそっちに当ててますね。
鎌田:あー、そういうの面白い。調べまくるんですねやっぱり。
十河:基本的に、世の中に無いものを作れるとは思っていないんです。僕、世の中に絶対あって上手くいき始めてるものを、ちゃんと早くキャッチアップして、それをビジネスにしていくってタイプなので。
鎌田:そうなんだ!!なんか意外!なんかある日思いついたとして、その後めっちゃ調べるってことなんですね。そういうタイプなんですね。
十河:そうです、そうです!同じような会社って、日本だけだったら探せないかもしれないですけど、絶対グローバルだったらあるんですよね。
で、その会社が上手くいってるのかどうかとかはめちゃくちゃ調査します。
鎌田:へーーー。
十河:上手くいってる会社があるんだったら、やるべきだよね!って思うじゃないですか。やれない理由ないですよねっていう。
鎌田:なるほど!その上手くいってる会社が結構大きくなってたら・・・それでも、リージョンとしてはタイとかあいてるよ!っていう感じですか?
十河:おっしゃる通りです! アジアだったらまだあいてるんですよね!そこを見るようにしてますね。
鎌田:なるほどね!週末どういう仕事をしているかっていうと、僕はプレゼン資料作るのが好きなんですよね。
十河:鎌田さんの資料ってきれいですよねー。僕ジャフコのイベントのときに見たんですけど、すごいなって思って。
鎌田:ああいうのってひとり歩きしてくれる営業マンだと思ってるから、そこに結構時間かけてたんですけど、最近はそれは正しい時間の使い方なのか?って思っちゃって作らなくなってきて。
で、十河さんと同じく、気になることを調べたり、日本はこうだけど海外どうなのかな?とか。そういうのをみんなが休みである週末にやるっていうのが、やっぱり似てるものはあるんですね経営者って。
意外に王道スポーツ系
鎌田:寝る前までずっと仕事なんですか?マンガ読んだりとかしないんですか?
十河:マンガとか本読んだりとかも普通にありますよ。
鎌田:十河さんどんなマンガ読んだりするんですか?
十河:えっ?!結構、僕読んでますけど「弱虫ペダル」とか
鎌田:意外!
十河:(笑)結構、スポーツ系が多いですね。
鎌田:意外!スポーツ系なんだ。
十河:そう、スポーツ系がいちばん好きです。もちろん、キングダムとかも好きですけど、それを除くと、スポーツ系ですね。
鎌田:スポーツ系のマンガ、好きなのを2-3教えてくださいよ。
十河:結構ありますよ。古いところでいうと「DEAR BOYS」(鎌田メモ:八神ひろき先生のバスケットボールマンガ)とか。
鎌田:はいはいはい、今「ACT4」ね!
十河:(笑)あと、「MAJOR」(鎌田メモ:満田拓也先生の野球マンガ)とかも好きですね。
鎌田:いま「MAJOR 2nd」になってますからね。
十河:そうそうそう。そうです。
鎌田:へーー意外に結構ど真ん中なちゃんとしたスポーツ系を読んでるんですね。
十河:めっちゃ無難だと思いますよ(笑)だって僕「スラムダンク」で使われている名言とか結構、仕事でも使いますから。
鎌田:(笑)!!
十河:(笑)社員とかによく言いますから「あきらめたら そこで試合終了ですよ・・・?」みたいな。諦めぐせのある社員とかに(笑)
鎌田:「社長・・・試合ってなんですか?」みたいなね。
十河:(笑笑)
鎌田:超王道なマンガ読んでますね!じゃ「H2」とかもですか?
十河:あ、そうです、そうです、そうです。
鎌田:へー面白いな。意外だな。経営者に読んでるマンガを聞くのめっちゃ楽しいです。
十河:ほんとですか?
鎌田:はい、僕、もうそろそろKindleが1万冊に達するんですけど。
十河:マジッすか!!
鎌田:はい、ほぼマンガです。99%
十河:鎌田さんがいちばん好きなマンガは何なんですか?
鎌田:え?それはちょっと・・・(笑)
十河:え?(笑)
鎌田:1番好きなマンガってなんだろうなー、僕「BANANA FISH」とか好きですね。
十河:はいはいはいはいはい。
鎌田:「BANANA FISH」「夜叉」「イヴの眠り」って三部作があるんですけど、あれは最高ですね。
十河:読んでみます。面白そう。
鎌田:最近だと「スタンドUPスタート」っていう、スタートアップのマンガがあるんですけど、読んじゃうんですよね、これやっぱり。
十河:え!それ絶対読もう。
鎌田:窓際の銀行員の人に金出してベンチャー立ち上げさせて、ベンチャーが融資を受ける時に困るから、銀行をマッチングするようなサービスを作ろう、みたいな。それ誰か本当にやるんじゃないかな?と思うんですよね。
十河:確かにありそうありそう!
ビジネスオタクだからこそ みんなが簡単に気持ちよくビジネスできるようにしたい
鎌田:あとふたつ質問させてください。十河さんはコンテンツってどう考えてますか?
十河:コンテンツってめちゃくちゃ大事だと思ってます、という一方で、自分自身はクリエイター気質ではないので、自分がコンテンツに対して「こう!」っていう部分は、正直ないんです。
さっき、鎌田さんが仰ったとおり、日本のコンテンツを海外にもっていくっていうのは難しい部分はあると思うんですが、マンガ・アニメみたいな日本のコンテンツはまだチャンスあるなと思っていて。ある作品の海賊版がタイだけで1,000万再生回数いったりするんですね。
なので、日本のいいコンテンツをグローバルにつなげられるような、架け橋になれるような存在になりたいなと、そういう気持ちはすごく強いですね。
鎌田:それって、今までにないAnyMindのビジネスが生まれるかもしれないですね。
十河:物販の越境やグローバル展開とかは、今、企業のブランドに関してやってますけど、それをコンテンツにも広げられると面白いんじゃないかなと思っていて、そこの支援はやりきりたいです。
鎌田:それができたらすごく強いかもしれないですね。僕らやっぱりコンテンツの数多いし。他のコンテンツホルダーとの取り組みも、吉本さんも含めて深いし。
十河:そうですよね!
鎌田:現地の会社にコンテンツ買ってもらうというのもいいけど、違うこともみんな求めてる感じしますしね。
十河:ローカルマーケティングがちゃんとできれば可能性あると思うんですよねー。
鎌田:やっぱりそういう分野をやってきている会社さんに手伝ってもらう方がグロースすると思いますね。
十河:はい!
鎌田:最後の質問です。十河さん今、たぶんファクトリーに夢中だと思うんですけど・・・
十河:(笑)
鎌田:十河さんが目指すところって「グローバルに通用するビジネス」っていうのはありつつも、無形なものから有形なものに変わってきているのかな?っていう気もするし。今後、十河さんが目指すところってどんなところですか?
十河:僕自身が、超ビジネスが好きでビジネスオタクなので、みんなが簡単に気持ちよくビジネスできるような世界を作っていきたいなというのがあって。で、デジタルを活用するのが大前提の時代になっているので、僕らは、次世代のビジネスインフラ的なものを、企業やクリエイターや個人に対して提供できるとすごく面白いなって思っているんです。
鎌田:なるほどね。個人が活躍する時代って、つきつめたら、個人がビジネスをし始めるってことですもんね。
今回の提携で会社同士が近くなった事は間違いないと思うんで、いろんなことをご一緒できたら嬉しいですね。
十河:ぜひ、よろしくお願いします!
鎌田:今日はありがとうございました!
______
以下、鎌田感想です。
十河さんとは、本当にUUUMを作ったときから知っていて、お互いに(ぼくはかもですが)なんとなく近いところで仕事してたけど、別に好きとか嫌いとかではなくて、なんか意識はしてた存在でした。
そんな十河さんと提携できることが決まったときにあわせて対談もお願いしたんですけど、ビジネスオタクというか、突き抜けてましたね。
こりゃ、会社伸びるわって思いました。
そしてぼくもめちゃくちゃ刺激もらったのは嬉しくて、今回はリモートでの対談でしたが、本当にパワーを感じました。
対談さいこー!
最後に。
読んで頂きありがとうございます。
そして読んだということで「スキ」「ハート」をポチってください。人間リアクションは大切です。
そしてお知らせ。
SNSはやめましたが、FOLLOW MEでは更新してます。よければこちらから。買ったもの、日々思ってることを気楽につぶやいてます。また映画についてのレビューはFilmarksを利用してますので、よけれはこちらも。