何度もループする理由が気になる!SFマンガ「All You Need Is Kill」
今回は2巻で完結するSFマンガ「ALL You Need Is Kill」を紹介します。2巻という短さながら、設定や話もつくりこまれていて引き込まれる作品です。(聞き手:成瀬夏実)
どういうSFマンガですか?
地球では、「ギタイ」と呼ばれる化け物相手にかつてない戦争を繰り広げられていて、世界中がこのギタイによって壊滅的になり、ついに日本にもギタイが押し寄せてきています。
物語は、主人公のキリヤ・ケイジが兵士として初出撃を迎えるところからはじまり、出撃日前日に殺される夢をみて目覚めます。
なぜか、ケイジには違和感があって、これから起こることがわかるんです。たとえば、訓練の練習内容を当てることになったり。
予知夢をみる能力がある…?
本人もなぜわかったのか、この時点ではよくわかってないんです。
そして、日本には、イギリスから特殊部隊を送り込まれるんですけど、その部隊にめちゃくちゃ強いリタ・ヴラタスキという女性兵士がいて、訓練中に出会います。
全然強くなさそう。
それがめちゃくちゃ強いです。とにかく強い、ということだけ今は覚えておいて下さい。それで、出撃日当日。ケイジは戦場に出ます。
これは死ぬフラグじゃないですか。
そうなんです。死ぬんです。
えー!まだ1巻の40ページ!
痛い痛いと言っていたんですけど、また夢から醒めた時に戻っているんです。
えー!?タイムリープしてるわけですね。
夢ではなく、死んだら元に戻ってしまうタイムリープをしていたんです。
これまで鎌田さんからいろんなタイムリープマンガを教えてもらってましたけど、死んでタイムリープするとは。タイムリープマンガに詳しくなってきた気がします(笑)
それで、また書類を書けと言われたり、出撃は明日だぞ、と言われたり。前も少し起こることがわかっていたというのは、夢ではなくて、死ぬ前の記憶だったんです。
最初の嫌な夢は、夢ではなく、死んでから起きてたってことですね。
そうなんです。それで、3回目は脱出を計るんですが、そこでもギタイが襲ってきて死ぬ。また朝になる。それでもう何やっても死ぬんだなと思って、4回目はピストルで自殺してみるんです。また朝になる。
短期間のループ面白いですね。物語が進んでいるようで全然進んでいない(笑)
結局、ギタイに勝っていけば死なないので、勝てばいいんでしょ?と思うものの、何十回も死ぬんです。死ぬということは、死にながら戦闘力をあげていけばいい、ということに気付いて、ケイジはめっちゃ強くなっていくんです。
結局どんな死を迎えても、逃げられない。だけど、記憶は継続されるルールなんです。
それで、このリタが実は強い理由も、何度も死んでループしていたからなんです。
なるほど。それは強くなりますね。このループを起こしているのは2人だけなんですよね?
そうなんです。「今、何周目だ?」と戦場でリタに聞かれるところで、ケイジはリタもループしていることに気付くんです。
2巻からは、なぜリタもループできるのか、ケイジはなぜループできるようになってしまったのか、ギタイの強さの真相、そして、2人の結末が描かれています。
このマンガのお話を聞いたあと、後日読んでみたんですが、2巻という短さながら、読み応えあり、特に2巻でループする仕組みがどんどん明かされてくるシーンは、読むのを止められなくなりました!
ぼくがオススメした漫画を実際に成瀬さんが買ってくれて読んでくれるのは非常に嬉しいです。そしてやっぱりタイムリープ系って流行ってますね。「僕だけがいない街」とか「5秒後の世界」とかいろいろ過去にも紹介してきましたが。この漫画は映画化されたりもしてるのでぜひオススメです!
最後に。
今日も読んで頂きありがとうございます。コメント・いいね・スキもよろしくお願いします。そしてこれは僕の独り言ですが、先週雪で予定がキャンセルになり、こっそり書き溜めたnoteがもうなくなりました。笑
またその日の朝にコツコツ書く毎日がやってくる気がします。
それではまた明日。
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